mizunowa48
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私が勤務する古河市は茨城県の最西端に位置し西は埼玉県、北は栃木県と隣接しており、人口約14,5000人、面積約12,300haを有しています。関東平野のほぼ中央に位置し「関東ド・マンナカ」を宣言する一方で、古くからの城下町としての風情を残しながらも利根川、渡良瀬川に囲まれた水と緑の豊かな自然とともに発展してきた都市です。下水道の整備については都市基盤整備の一環として昭和48年から事業着手し、認可区域整備率は約80%となっております。さて、本市からも毎年のように下水道事業団研修へ様々なコースで参加をさせていただいておりますが、私も平成25年に管きょ設計Ⅰコースを受講させていただきました。研修では下水道整備の計画、現地測量を踏まえたうえで、設計・積算に至るまで下水道に携わる職員として一通りの流れを学びました。管きょ設計Ⅰコースでは土木分野についての経験がなく下水道について無知であった自分にとっても、担当して下さいました粕谷先生をはじめ、経験豊富な近隣自治体職員の講師の方々にも丁寧にご指導いただき、また同じコースを受講する仲間にも支えられ非常に有意義な研修期間を過ごすことができました。また当コースは他の自治体から参加されている方も大変多く、全国各地から集まった仲間と日頃いだいている悩みや抱負を語りあったのも良い思い出です。また、この事業団研修では講義による知識や技術の習得だけではなく、他の自治体の方々と仕事の話はもちろん様々な情報交換ができること、つながりを作れることが最大の強みだと思います。研修を修了した今でも同窓生のみなさんとは大切に交流させていただく機会もあり、仕事で抱える問題などを共有させていただいております。そんな皆さんが管きょ設計Ⅰコースで培った知識を基にそれぞれの自治体でご活躍されていることを考えると私も日々精進しなくてはといい刺激になっております。当市では、まだまだ公共下水道の未整備エリアが存在し全体的な普及向上のため業務に努めているところですが、研修で学んだ知識はもちろん下水道に携わる職員として市民の方々により身近に感じていただけるよう、日々の業務を通して恩返ししていきたいと考えております。最後になりましたが、下水道事業団研修センターのご発展と下水道事業に携わる皆様のますますのご活躍を期待して、結びの言葉とさせていただきます。第48号研修みずのわ(13)研修をふりかえって茨城県古河市上下水道部下水道課鈴木 学

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