mizunowa48
16/22

この度「みずのわ」への執筆依頼を頂き、誠にありがとうございます。私は、平成22年度にさいたま市へ入庁し、現在の下水道建設1課配属となり、下水道事業の右も左もわからないまま早速に「管きょ設計Ⅰ」へ参加しました。その後平成24年度「管更正の設計と施工管理」、平成25年度「設計照査(会計検査)」と3回の研修を受講させて頂きました。お蔭様で、研修により学んだことを活かしながら日々業務へ勤しんでいます。当市の下水道事業は昭和28年に大宮駅周辺の整備よりスタートし、平成25年度末での下水道普及率は90%を超えました。今後益々の下水道の普及に努めるとともに、浸水対策や経年管の老朽対策にも取り組んでいます。当課は公共下水道の設計業務を担当しています。入庁当初は新設事業の設計がメインでしたが、近年は老朽対策事業の設計の占める割合も増えてきました。このような状況を受け、係内で老朽対策事業がメインの担当、新設事業がメインの担当に分かれて業務を進めています。私自身は老朽対策事業を担当していて、平成24年度に受講した「管更正の設計と施工管理」の研修資料等が活きてくるという訳です。「管更正の設計と施工管理」の研修では、改築・修繕に関する国の取り組みから、管更正工法の選定や積算、施工管理まで、業務の一連の流れと専門的な知識を教わりました。私は、日常業務では「設計」を担当しているため、計画やその後の工事・施工管理についてはどうも疎い部分があります。研修では、業務の一連の流れを学ぶことができ、事業に対する理解を一層深めることができました。さらに、講師の方々が、実際に設計に携わっている自治体の職員や先進的な技術を開発した関係協会の方であるため、より近い目線で、体験等を交えた講義を受講することができました。ここから得られるヒントは、実際の業務を進める上で大変参考になります。また、全国の自治体職員と交流できることも、この研修の醍醐味であると思います。毎日夕食後には談話室に研修生が集い、各自治体の下水道ネタで盛り上がっていました。ここで飛び交った情報と、ここで形成される人と人とのつながりは、知識以上の財産になると思います。私自身、研修後のつながりがやや希薄になっていることが大変残念に思っているところですが、これから研修に参加される皆様には、知識以上の財産も得て頂けたらと願っています。最後になりますが、幾度に渡りお世話頂いた研修センター講師の方々に感謝を申し上げるとともに、下水道事業団の益々の発展と皆様のご活躍を心より祈念致します。(14)研修みずのわ第48号事業団研修を受講してさいたま市建設局北部建設事務所下水道建設1課小林 知弘

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です