mizunowa48
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私が勤務する伊勢市は「お伊勢さん」で神宮ゆかりの地と知られ、平成25年は第62回神宮式年遷宮が斎行され、神宮参拝者数は約1420万人を数え、宿泊施設や飲食店が相次ぎ出店いたしました。下水道事業は平成元年に着手し、平成33年度当初まで下水道の普及促進に努め、約52%の普及率を目指しているところです。日本下水道事業団の研修は平成23年の事業場排水対策と平成25年の接続・水洗化促進と情報公開の二つを受講しました。最初、戸田公園駅に着いてバス停がどこか探し、まわりを見ると研修のしおりと荷物を持った方々が並んでいるところへ行きました。JSに到着して案内された部屋はカーテンの仕切りがあるシンプルなものでした。そのうち研修生が集まって北海道から九州までの名刺交換会が始まりそこで緊張が解れました。研修室へ行き座席表の席へ着いたら、前列の中央でした。おみくじ凶のような気分でした。JSの栗田先生の熱弁の中に「今回の研修は皆さんの先輩で事業場排水対策の経験が豊富な講師の方々が来られます。こんなチャンスはありません。難問など丁寧に回答してくれますよ。」と話がありました。全国から集まった研修生は講義後、先生へ質問されてご指導を受けていました。水洗化促進はJSの加藤先生が担当された研修で下水道計画区域の考え方、水洗化の促進方法など説明がわかりやすく、研修半ばから来られた講師の方々は先生に魅了された加藤チルドレンでした。研修期間中、加藤先生は毎夜遅くまで研修生の下水道相談を受けて的確なアドバイスをしてくれました。寮生活は二つの研修とも、夜の意見交換会や下水道相談で入浴時間を過ぎてしまって朝シャワーを浴びる生活でした。3食おいしいご飯で食べ過ぎ注意の重量オーバーになる方がちらほら居たみたいです。私は研修を受講したタイミングがよく、特定施設・除害施設が相次いで設置され研修中の資料を確認しながら届出を審査し研修で習ったことが発揮できた瞬間でした。毎月二回、水洗化促進業務があります。加藤先生に教えられたことを思い出し下水道の利用をしていただけるような説明を行っています。また供用開始説明会の座席配置など資料を見ながら考え、改善を行っています。二つの研修の結果で得た成果はかなり大きかったです。何よりつながった研修生のネットワークはこれからも大切にしていきたいと思います。また、下水道展で逢いましょう。最後になりますが、研修に携わった皆さまには感謝を申し上げるとともに、皆さまのご活躍をお祈りしています。今後もご指導よろしくお願いいたします。第48号研修みずのわ(15)研修に参加して伊勢市上下水道部下水道施設管理課 排水設備係中河 幸也

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