mizunowa48
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皆さま、はじめまして。平成26年度、研修センター所長に就任しました花輪です。どうぞ、よろしくお願いいたします。さて、今、下水道事業は、新たなステージに直面しています。地方公共団体では、これまでに建設した下水道施設について、今後ともその機能を維持するため、大規模な施設の更新を行っていかなければなりません。また、施設の管理の担い手となる下水道担当職員は、下水道に習熟した団塊世代が退職し、後任となる若手職員の育成が急務となっています。しかし、人員削減等により組織の職員数が減少する中、現場での技術の継承は、次第に難しくなってきています。さらに、財政的な制約の中、施設の管理を効率的に行っていく必要があります。このように、かつてない厳しい状況に直面し、それを着実に乗り切っていくために最も重要となるもの、無くてはならないものは、人材の確保、育成です。下水道の経営を巡る状況を的確に把握し、今後の需要を見据え、問題解決に向け、現場で実践していく人材の育成が急務となっています。新たな人材の育成を行わなければ、下水道の継続した事業管理はできません。下水道の事業管理には、絶対的な処方箋はなく、各地方公共団体が抱えている個々の問題に関し、試行錯誤しながら対応していくこととなります。しかし、下水道を巡る様々な問題を分析し、ゴールを設定して、成果を得るべく必要な人材を育てていくことこそが、解決につながるのではないでしょうか。下水道経営をサステイナブルなものとするため、目的を明確にして人材育成を行っていくことが、今まで以上に重要となっています。スタートは、人材育成です。JS研修は、下水道を専門に、ニーズに応じた研修を、タイムリーに実施し、皆様のお役に立てるよう、幅広い研修を実施しております。また、それぞれの研修は、エキスパートと呼ぶにふさわしい講師陣が担当いたします。今こそ、明日の下水道を担う人材育成の一環として、JS研修をぜひお役立てください。(2)研修みずのわ第48号就任のご挨拶今こそJS研修の活用を!研修センター所長花輪 健二

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