mizunowa48
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私が研修センターに赴任したのは、平成18年度から平成20年度の3年間になります。折りしも平成20年1月に50,000人達成の節目に立会わせていただき、記念行事が国土交通省下水道企画課長、戸田市長をはじめ、OB等研修関係者の出席のもと盛大に執り行われたことが思い出されます。平成25年には65,000人も達成されたと聞き、このように順調に実績を積上げられていることは、皆様の努力の賜物だと思います。私の担当は、准教授として管渠の設計、維持管理でしたが、赴任当時は、研修生が2~3週間の研修期間を終え、楽しく帰ることが出来るのか不安でいっぱいでした。研修所で講義時間以外は、研修所で寝泊まりし、門限もある中で、研修生がいかに楽しく過ごせるかが不安でした。そこで、昼間は、准教授として講義や他の講師の講義資料の整理しておりますが、講義以外は、旅行社のコーディネイターであり添乗員であると思って研修を行っておりました。一つの研修の始まりは、研修の顔写真付きの申込み用紙がそろった段階から始まります。各々の研修生の年齢や出身地から、将来も楽しくお付合いが出来ることを祈念しながら、部屋割りや配席を行いました。研修の終わりに、研修生どうしが和気あいあいとして、お別れコンパを行っているのを見ると、大変嬉しく思いました。思い出の一つに、体育の時間に私自身が転んで鎖骨を折ってしまったことがありました。一日も休まなかったのですが、研修生の皆様には、資料の配布等迷惑をかけたことを申し訳なく思っております。研修の終わりに幹事さんより「先生には、大変骨を折っていただき、ありがとうございました。」と言われ、嬉しいやら恥ずかしやらの思いでした。また、管渠関係のテキストの改定を大幅におこなったことが思い出されます。各テキストごとに近隣の自治体に依頼し、打合せを重ねながら改定を行いました。このことを通じ、近隣の自治体の皆様と知合いになれ、私の大事な財産となっております。最も苦労したことは、4日間と短いですが、新しい研修を立上げたことです。テキスト作成から講義までほとんど私一人で行いました。一番最初の研修である程度、手ごたえがあったことが、嬉しく思いました。また、この研修の短いバージョンと、木下勲先生と合同で地方研修に行ったこともいい思い出です。研修に赴任している3年間、渡邊良彦先生からディスカッション等の講師で来られている自治体の課長さんを紹介していただき、東京都にいたら絶対に会えない出会いの場を提供していただきました。大変感謝しております。東京都に戻りましてからも、何度か講師として伺いましたが、講義室を見ると懐かしく思い出されます。今も「関東みずのわ会」の集いに参加させていただき、研修関係者のみならず幅広い方々との交流を深めております。私も、今年3月末日で退職をいたし、第二の人生を皆さんの近くで歩む予定ですので、お会い致した折にはお声掛けいただきますようお願いを申し上げまして、結びとさせていただきます。今後とも研修センターの益々の発展を祈念いたします。(6)研修みずのわ第48号研修センターOBとしての思い出と近況報告東京都下水道局計画調整部技術開発課 積算システム係長高橋 淳(元 研修センター准教授)

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