mizunowa49
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本誌の原稿依頼を1月中旬に受け、日ごろの多忙な業務に追われるなか、宮山会の諸先輩の寄稿をあらためて読ませていただき、原稿作成にかかりました。宮城県松島町は「日本三景松島」の中心地の松島海岸を有する町で、年間350万人の観光客が訪れる観光地です。また、湾内で養殖される牡蠣が特産物となっています。東日本大震災の際は、松島湾の島々に守られ宮城県の沿岸市町のなかでも、津波被害は比較的小さいものの、震災の復旧復興は今もなお続いており、全国6都市から職員の派遣を受け復興に向けて一丸となって頑張っているところです。私が事業団研修に参加したのは、平成9年秋の管きょ設計Ⅰが始まりとなります。旅立つ前日、先輩から「研修所に行ったら、渡邊良彦先生を訪ねなさい」との命を受け、お会いしたのが初めての出会いで、にこやかな笑顔で気さくに声をかけて頂き、緊張が解けたのを覚えております。また、震災後に研修所に伺った際は、渡邊先生をはじめ、研修でお世話になった諸先生方に声をかけて頂き、熱い思いがこみ上げました。下水道に携わった12年間で、管きょ設計Ⅱや処理場管理Ⅱ、そして処理場設計Ⅱなど計7回ほど事業団研修を受講させていただき、全国各地の自治体職員の方々と昼間は実習や演習に勤しみ、夜は談話室に集まり酒を交わしながら交流を深めたことは、私にとって良き財産となっております。そして、渡邊先生の気さくな人柄に惹かれ集まった、宮城県と山形県の下水道事業団研修OBの交流会として始まった「宮山会」も22回目を迎え、昨年より福島県の郡山市・須賀川市からの多数の参加もあって、「宮山福会(みやふくかい)」として新たなスタートをきりました。平成27年10月に、事業団から渡邊先生と青木氏、宮城県と山形県に福島県は郡山市と須賀川市、岩手県そして関東の方々に京都府長岡京市の谷口氏を迎え、26名が宮城県は鳴子温泉郷の中山平温泉に集まり開催されました。皆さんが持ち寄った美酒を飲み交わし、時間が経つのを忘れ夜遅くまで宴がくりひろげ大いに盛り上がり、交流の輪が広がる会となりました。最後になりますが、日本下水道事業団研修センターの益々のご発展と研修生皆様のご健勝・ご活躍を心からお祈り申しあげます。(10)研修みずのわ第49号同窓会ニュース新たな輪「宮山福会」宮城県松島町建設課建設班長梁川 秀幸

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