mizunowa49
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事業団研修の「実施設計コース管きょ設計Ⅱ」に参加して、気づけば3年がたちました。研修への参加にあたり「研修所についたら、まず渡邊先生のところに挨拶に行くこと」と先輩方に厳命され、緊張しながら事務室の扉をたたいた事を思い出します。その際、渡邊先生は気さくに声をかけていただき、研修中も経験の浅い私を気にかけていただいた事を、今でも良く覚えています。研修では、業務に役立つ知識を学べただけでなく、他の研修生とも公私に渡り交流を深めることができ、非常に実りある楽しい研修でした。 そんな研修も終わり懐かしさに浸っていると、翌年の3月上旬ごろ、歴代の研修を受講された先輩方から渡邊先生が福岡にいらっしゃるとの連絡を受け、懇親会へのお誘いを受けました。この懇親会こそが「福岡みずのわ会」です。「福岡みずのわ会」は、現在まで34年もの間続いている会であり、始まりは当時の渡邊先生と懇意にされていた3名の先輩方が、来福される渡邊先生の歓迎会を開いたことが契機と伺っております。当時は少人数で始まった会も、時を経て福岡県や福岡市から下水道事業団への研修生が増え、昨年度は総勢22名で開催されました。この22名は、福岡県・福岡市・宮若市・直方市の土木職や衛生管理職などで構成され、職種や役職を超えた幅広いメンバーとなっています。共通点はただひとつ、「下水道事業団研修に参加した経験があること」。たったこれだけのつながりでも、研修時の思い出や、近況報告、またこれからの下水道について等々話題も尽きず、管理職から若手職員まで立場を気にせず白熱した議論が交わされました。特に今回の会は、設立に大きく寄与された堀氏(当時:福岡県都市部総務課検査監)と諌山氏(当時:福岡市財政局理事)が退職されることから、お二人からのご挨拶の後、渡邊先生からもお言葉をいただき、非常に感慨深いものとなりました。退職するお二人からは退職後も「福岡みずのわ会」に参加して頂けると伺いましたので、渡邊先生も大変喜ばれておりました。このように「福岡みずのわ会」は、渡邊先生を中心とした組織を超えた繋がりが最大の持ち味になっています。私も、この場があることで通常の業務ではお会いすることが無いような方々と色々なお話しをすることができ、非常に良い経験となり日頃の業務への自信にもつながっているところです。特に、福岡県の下水道事業発展に尽力された木原氏(現:福岡県下水道管理センター理事長)と出会えたことは、大きな財産となっております。福岡市は、人材育成の観点から下水道事業団研修への派遣を毎年継続しており、今後も人の繋がりは広がっていくものと考えています。これからも、「福岡みずのわ会」を、先輩方の思いを受け継ぎながら、楽しく、有意義な会となるよう、若手職員の立場から、盛り上げていくとともに、末永く参加したいと思っています第49号研修みずのわ(15)「福岡みずのわ会」ってなんしよーと福岡市道路下水道局建設部中部下水道課岩瀬 広継

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