mizunowa49
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「研修みずのわ」の全国愛読者の皆さま、こんにちは。「研修みずのわ」に寄稿をさせていただくことになりました。実は内緒の話ではありますが、以前に一度上司の投稿原稿を書かせていただいた(いや、書かされた)という前科があり、今となってはいい思い出として記憶に残っております。「関東みずのわ会」は、30数年継続されている会で、会員は100名を超す大所帯です。発足時は現役職員が中心でしたが、歳月を重ね、今では毎年のように定年退職者の“卒業”を祝うセレモ二ーを新年会と兼ね合わせて開催しております。そこで今回は、「関東みずのわ会」の“OKH”いわゆる「OB活動報告」をしようと筆を執った次第であります。さて、私が日本下水道事業団研修に参加したのは、本館改修工事前の平成6年正月明けの「維持管理Ⅲ」のコースで、研修修了生2万5千人を達成した年でもありました。この研修から、事業団や渡邊准教授をはじめ全国の下水道マンとのお付き合いが始まり、以来、「みずのわ」の皆さまとの親交を深めさせていただいております。研修参加当時は、大和市水質管理事務所中部下水処理場の電気技術職員として処理場の運転管理を担当しておりました。市の人口は19万人(現在は、23万人の中核市)で、人口増加に伴いなお一層のインフラ整備に力を注いでいた時代でありました。当時の上司に背中を押され、気が進まぬまま研修に参加しましたが、コース担当で横浜市から事業団へ出向されていた吉田先生から、下水汚泥から代替エネルギーや製品を作り出す先進技術の紹介を受け、下水道は「男のロマン」だと聞かされた時には、目から鱗のような感覚に囚われ下水道の魅力に取り付かれたものでした。研修では相部屋となって毎晩遅くまで酒を酌み交わし下水道について熱く語り合った仲間とも、今でも近況の報告等を交わしており、その全国ネットには非常に心強く感じております。残念ながら、研修を受けたその年に人事異動で公共施設の建設部門に移りました。しかし、私がこうして研修後も「みずのわ」のお仲間に加わらせていただいているのも、研修センターの渡邊良彦准教授との出会いが大きな要因になっております。事ある毎に渡邊先生からお声を掛けていただき、「関東みずのわ会」の皆さまとの交流が続いております。「関東みずのわ会」の最近の活動は、昨年5月8日にさいたま新都心で開催された「新年会・卒業を祝う会」でした。ちょっと遅めの新年会を兼ねた平成26年度末定年退職者のお祝い会でした。2月の予定が諸事情により5月に延びての開催となりました。今回は、千葉市建設局田邊康夫室長、東京都下水道局高橋淳係長、そして僭越ながら私、の3名の卒業をお祝いしていただき、総勢40数名のご厚意による慰労会開催となりました。参加者は東京、千葉、埼玉、栃木、茨木、神奈川の各都県から参集し、時間の許す限り遅くまで歓談しました。卒業生の紹介やエピソードを織り交ぜた楽しいスピーチに毎回のことではありますが爆笑の渦でいっぱいでした。最近では年に一回の開催となっていますが、年々退職者が続出、現役のメンバーが減少していき、まさしくOB会の様相となりつつあります。話題も下水道関係中心の話から、お互いの健康を気遣う内容へとシフトしているように見受けられますが、美味しい料理と美酒に舌鼓を打ちながら、お互いの研修当時の思い出やエピソードに花を咲かせ、本当に楽しいひと時を過ごすことができています。次回の開催は、平成28年2月5日に、埼玉県新座市の土屋誠部長の卒業を祝う会を予定しています。土屋部長の飛び抜けて明るい卒業の言葉を今から楽しみにしております。今回は“OKH”(OB活動報告)として寄稿させていただきましたが、毎回幹事を引き受けてくださっ(16)研修みずのわ第49号関東みずのわ会の“OKH”(前)大和市環境農政部参事相原 健一

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