mizunowa49
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産品「草加せんべい」と「デザインマンホール」をコラボした「マンホールせんべい」などを紹介しました。次に、「環境とエネルギーのために」として、汚泥焼却炉の自燃運転や高温焼却の現状をはじめ、エネルギー起源CO2排出量の削減などの指標を設け、職員による内部監査の実施と役員等をメンバーとする環境管理委員会によって検証作業(公社独自の環境マネジメントシステム)を行っていることを紹介しました。また、「始まった未来への新たな取り組み」として、時間軸に沿った防災行動をあらかじめ定めておく「タイムライン」を導入し、台風の接近時の危機管理に備えたことや浸水被害が頻発する地区に事業を重点実施する「河川と下水道の一体的整備」について紹介しました。さらに、従来からあるスキルマップに加え、「5年で一人前!」をスローガンに「職員育成プログラム(案)」を作成したこと、さらには若手職員が自由に意見を交わす場として「次世代マイスターミーティング」を設けるなど、急がれる人材育成に向けた取り組みを紹介しました。3 見て、聞いて、触れて1時間余りの座学講義ののち、年間40,000人を超える県民を対象に展開している普及・啓発活動の一端を是非ともご覧いただきたいとの思いから、「下水道PRパフォーマンス」と称した実演を行いました。職員が仮装して扮した「下水道博士」と27年度の新採職員3名等による「クマムシくんの紙芝居」(職員手作り)の上演とGKP広告大賞の行政広報部門賞をいただいた「ツマラン管」 (下水道に流して良いもの、悪いものが一目瞭然)の実演の2つのPRパフォーマンスを行いました。当公社の職員は、当日100人を超える全国の研修生の皆さんの前でこのPR媒体を披露できたことに感謝するとともに、水平展開への期待を感じたところです。4 意気に感じて仕事をする講義の結びでは、「下水道を想う」として、『下水道は社会・経済活動を下水の量と質で映し出している。多くの都市では、高度経済成長期という今後どれだけ都市が拡大するかの予測が難しい時代に将来を見極めて下水道の配置や規模を計画したが、その先見性が今の社会を支えている。一方、これからはコンパクト(ダウンサイジング)とネットワークの時代に対応した工夫が求められること。下水道が土木、電気、機械、化学、経営など多様な技術・ノウハウの集合体であるため、奥行きの深い事業であり、興味は尽きない、是非若い皆さんには下水道の面白さを実感し、意気に感じて仕事に励んでいただきたい。』とお話しし、講義を閉じさせていただきました。末筆ながら、今回の講義の機会を与えていただきました研修センターの花輪所長、渡邊准教授をはじめ、高村次長、太田教授、長澤専任講師に厚くお礼を申し上げ、特別講義の体験記とさせていただきます。第49号研修みずのわ(21)

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