mizunowa49
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今年度4月に初めて水道局に赴任しました。事務職だから料金担当になるかと思いきや、負担金担当と命ぜられたのですが、一体なんの負担金なのか皆目検討もつかないまま日々の申告書送達による苦情処理から始まりました。受益者の方々と話をしているうちに自分でも徐々に理解を深めるといった危険な毎日でしたが、あっという間に半年が過ぎ、今回の研修の日が来ました。そして研修が始まると、今まで当たり前のように前例踏襲で行ってきた業務が正しいとは限らず、条例自体の見直しをしないと危険であることや、税務と違って負担金は特殊な性質のものであること、更に広い視野で、今後の長野市の財政にも下水道業務全体が及ぼす影響が甚大であることがわかってきました。毎日加藤先生の講義だけでもかなり脳内改革され、今後の業務を見直していく意気込みができましたが、講義の後のディスカッションでも全国からの負担金担当の皆さんからいただく情報交換により、皆で一喜一憂しつつ受益者負担金について理解が深まりました。「女性はいるかいないか微妙だね。」との話を前任に聞いていたので、これは夜暇になると勿体無いと思って習い始めた三線を担いで行ったのですが、夜練習する時間は皆無でした。負担金研修は6人も女性がいて、部屋も4人部屋でした。毎日話し相手になってくれる楽しく優しい方々で、部屋でも食堂でも楽しい時間でした。設備も予想以上に女性スペースが確保されていて、部屋のお風呂のほかにも個室のお風呂とシャワー室があり、特に混雑も無く快適に過ごせました。洗濯機もあるので荷物もそんなに多くなく済みました。ディスカッションの後イナゴからのあとふきが始まり、加藤先生も一緒に加わってくださり毎日楽しく美味しいお酒をいただくことができました。最終日は佐世保から来てくださった講師の末永さんも交え、全員でげえに盛り上がりました。毎日、日付が変わるまで情報交換会をしていたにもかかわらず、次の日には平然と講義を一日中される加藤先生は超人だと思いました。研修生の方々も同様、昨夜はヘロヘロになっていたはずなのに、次の日にはまてに質問や意見が飛び交い驚きました。今回の研修で後悔していることがあります。ひとつは、写真を撮らなかったこと。折角素敵なメンバーに恵まれたので、記念写真をたくさん撮れば良かったと後悔しています。もうひとつ、再び集まる約束をしなかったこと。今思い出しながら、またこの研修メンバーで集まって楽しく飲み交わす機会を作っておけばよかったと後悔しています。実は私の父も事業団研修経験者で、皆退職したので集まりこそしないものの、いまだに年賀状をやり取りしている方もいるとのことを研修から帰ってきて聞きました。それ、研修前に教えて欲しかったよ、お父さん。たった5日間の研修でしたが、沢山の貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。(4)研修みずのわ第49号受益者負担金研修で得たもの長野市上下水道局営業課 負担金担当飽田 智巳

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