mizunowa49
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長澤先生、「工事監理監督コース 工事監理Ⅱ」を受講した全国の研修生の皆様お元気でしょうか?研修が終了して半年が過ぎました。研修生の皆様は各職場において、研修で得た知識を発揮し工事監督員として日々邁進されていることと思います。私も担当する現場の竣工が近づき、詰めの作業に追われながらも何とか業務をこなしています。研修レポートの前に少し近況報告を…。1月下旬の強い寒波の影響を受け、沖縄では久米島で39年ぶり、沖縄本島においては1890年の観測開始以来初めての“みぞれ”を観測しました。“みぞれ”は気象観測の分類上は雪と同じ扱いとして記録される為に、「沖縄で雪がふったー!」と喜び?の声が上がっていました。また、私事ではありますが、1月4日に第一子となる待望の長男が誕生しました。慣れない育児に戸惑いながらも日々奮闘しています。さて、近況報告はこれぐらいにして研修での思い出に触れたいと思います。「工事監理監督コース 工事監理Ⅱ」では、11日間の日程において、工事監督者として工事管理に必要とされる知識や技術を習得するために、法令・施工管理・設計変更・住民対応・工事検査・会計検査などの全15の講義、施設研修や効果測定(テスト)がありました。各教科の講師は第一線でご活躍中の方々であったことから、とても解りやすく実務的な講義を受講することができました。研修中のスケジュールは、日中は講義、夜はグループで集まってディスカッションの資料作成、その後各自持ち寄った地酒の飲み比べやお国自慢、日々の業務に関する意見交換等々で就寝時間は連日深夜0時越えの非常に濃い11日間でした。すべての講義に思い出があるのですが、今回は特に印象深かった①施設研修、②模擬会計実地検査、③補償事務の3点についてご紹介したいと思います。①会計検査院安中研修所での施設研修群馬県にある会計検査院安中研修所にはボックスカルバート、下水道管等の実構造物モデルがあり、主鉄筋間隔の誤り・鉄筋のかぶり厚さ不足・コンクリート打設不良等の施工ミスが一目瞭然で分かるモデルとなっていて、研修所職員の方から施工不良となった構造物の特徴や鉄筋の配筋チェック方法など現場で確認すべきポイントの説明をいただきました。②元会計検査院の藤原講師による模擬会計実施検査実際に担当した工事の検査カードを作成し、調査官役である藤原講師への工事概要の説明、施工方法等の質疑、根拠資料の提示など実際の受検会場の様な雰囲気の中、模擬会計検査が行われました。藤原講師からの鋭い質問に回答が詰まる場面もありましたが、無事に検査を終えることができました。(会計検査を受検した事が無い方におすすめです。)③東京都下水道局石塚講師による補償事務補償の種類(建物及びその他の工作物、井戸枯渇、仮移転費、営業休止)、下水道工事の施工に伴い被害が発生した際の手続き、事前・事後の調査方法などの解説がありました。本町では下水道の普及が約98%あり、今後は下水道施設のメンテナンスが事業の大きなウエイトを占めてくることになりなす。住宅密集地での管路布設替え等が予測されることから、早急に補償制度をまとめる必要があると感じています。第49号研修みずのわ(7)工事管理Ⅱを受講して北谷町建設経済部都市計画課下水道係渡眞利 幸樹

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