mizunowa50
10/48

「研修みずのわ」発刊50回おめでとうございます。また、今回発刊50回に際し、思い出話の寄稿についてのお話をいただきありがとうございました。お話をいただいた時に、JS研修の懐かしさや楽しかったことを思い出したのですが、さて私は何年度に研修に行ったのだろうかと、堺市に入庁以来の資料を引っ張り出し確認したところ、平成9年度の計画設計コース・認可研修に参加していたことがわかりました。当時、私は下水道計画課の施設係に在籍しており、入庁後(入庁後は下水道部一筋)15年程度経過しており、その時点で下水道については一定の理解をしていたつもりでしたが、改めて当該コースの研修において、認可取得に係る下水道の施設計画等のわ」読者の皆様、是非、一度、廿日市市へお越しください。さて、本市における下水道事業の概況ですが、公共下水道事業で5つの処理区、農業集落排水事業、3つ小規模下水道事業(団地に浄化槽)の汚水処理場、ポンプ場(雨水、汚水)、管渠の管理と整備を行なっています。これまで大きなトラブルも無く、職員が一丸となって、廿日市市公共下水道中期経営計画の達成に向けて、種々の課題や問題と向き合いながら頑張っています。このことは、これまで日本下水道事業団研修センターの多くの先生方に、私を含めて、延べ60名を超える下水道事業に携わる職員の育成に、多大なるご尽力を頂いたことによるものであり紙面をお借りしましてお礼申し上げます。下水道の事業課から離れて25年を経過し、現在、副市長の職責を担わせていただいております。職務上の会話の中で研修センターの渡邊先生に、本市の先輩や後輩が長年に渡りご愛顧賜っていることは承知しておりましたが、直接お会いしたのは、昨年5月に、先生と旧来からの仲間の皆さんが広島にお越しになられた折に、本市の職員と交流をさせて頂いたのが初めてでした。また、現在、宮城県松島町の復興支援に本市からも職員を派遣させて頂いており、派遣交代に併せて、派遣のお礼とともに、復興状況などの報告に、本市にお越しくださり、丁寧な対応を頂いています。松島町幹部の皆様との様々な意見交換をする中で、概ね、道路等の復興は見通しが立ったので、今後は、地盤沈下による雨水対策の整備が急務であるとの話から、日本下水道事業団へと話が進み、副町長、総務課長、建設班長の皆様が渡邊先生と懇意にされていることを伺いました。改めて、先生の人を大切にされる姿勢や、多くの深く太い「人とのつながり」を持っておられることに感銘を受け、先生を身近に感じさせていただいていたところへ、この度の寄稿のお話を頂きました。研修の想い出についてですが、私が研修に参加させて頂いたのは昭和60年工事監督管理、昭和62年管渠Ⅱの2回です。研修内容は、汚水管渠の主な工事である推進工事やシールド工事の監督管理がほとんどを占めていたと記憶しており、研修中の会話では、当時、下水道推進の経験の無かった自分が蚊帳の外にいたような気がしていますが、研修時間外に多くの人と、遊びや趣味、地域自慢、行政組織などの会話をさせて頂いたことで、一回り大きくなって職務に復帰できたと思っています。今回の機会を頂いたことにより、改めて、人材育成への取り組みを重点的に行なわなければならないと感じており、出来る限り多くの職員に研修の機会を設けたいと思っています。最後に、近年の下水道事業を取り巻く状況は、私が下水道に直接関わった時代から大きく変化し、各自治体における重点的に取り組むべき課題も様々であると認識しています。全国の下水道事業に携わる多く皆様が研修センターに集い、時代や自治体の課題に取り組まれることで、より一層大きく成長され、各自治体でご活躍されることを願っています。日本下水道事業団の研修センターの益々のご発展と、「みずのわ」と「人の輪」が益々大きくなりますことを、心から祈念申し上げます。第50号研修みずのわ(8)2万人から3万人JS研修の思い出について 堺市上下水道局下水道部  部長 向井 一裕

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です