mizunowa50
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昨年7月に研修生7万人達成されたとのお報せを受け、心からお祝いを申し上げますと共に、改めまして研修部(当時)時代を懐かしく想い出されました。顧みますと、昭和58年には1万人が達成され、その記念事業の一環として、本館の前庭に欅を植樹しておりますが、研修センターの発展を象徴するように、今でもすくすくと育っていることと推察します。その後、平成20年1月に5万人が達成され、8年間後の昨年で早くも2万人が新たに研修生が仲間入りしたことになります。このペースでいきますと、10万人達成はそう遠くない将来のことではないでしょうか。私が研修部の助教授として、お世話いただいたのは昭和59年から3年間で、主に実施設計コースの管きょⅠ、Ⅱを担当し、施設見学では東京都の森ヶ崎水再生センターと併設の南部スラッジプラントや地下30メーターの東北新幹線上野駅の工事現場などを見学しました。また「研修 みずのわ」の編集のお手伝いをさせていただき、「新厚生棟の完成記念号」(第22号)や「特集 モデル下水道事業」(第24号)などを発行しております。あれから30年以上も経ちますが、研修コース、専攻内容も様変わりしているように見受けられます。例えば計画設計コースの雨水対策・地震対策、経営コース、維持管理コースの事業場排水対策・水質管理のトラブル対応及び国際展開コース等は、当時のコース・専攻には無かったように記憶しております。これも、研修センターが常に日本の下水道におけるニーズ、時代の変化に即応していることに他なりません。人間生活と下水道は表裏一体であり、両者は〝永遠なり〟といっても過言ではありません。換言すれば、研修センターは日本の下水道の健全な発展の一翼を担っており、下水道が存続し続ける限り、同センターも活動し続けることになります。一方、送られてくる「JS研修 みずのわ」(機関誌)を繙きながら、全国各地に結成されている「みずのわ会」(同窓会)の活躍等を拝見しますと、いかに研修センターの発展に側面から寄与しているか、計り知れないものがあります。私共も埼玉県・さいたま市と東京都の同窓会である「さいと会」は、昭和50年の結成以来、開催場所をさいたまと東京とを交互に、新しい研修生の仲間を交えながら、切れ目無く交流を続けております。(別掲)今後も、オールジャパンの研修センターと「みずのわ会」は、車の両輪のごとく、益々交流を深め合っていくことを、願ってやみません。また、渡邊教授がこの程、奈良県橿原市の観光親善大使に任命されたとのことですが、重ね重ね心からお祝いを申し上げますと共に、今後のご活躍を期待します。最後になりましたが、今回の研修生7万人達成は、将来の10万人、12万人達成への通過点でもあり、その目標に向けて研修センターの今後の一層のご発展とスタッフの皆さんのご健勝を衷心より祈念いたします。研修センターここ戸田に 呱々の声あげ四よ十そ年とせ余よ 研修生は 七万人に 当時も研修企画課はじめ管理課、運営協会、そして管理人、厚生棟の皆様が、研修生方を温かく支援しておられました。私は初めてコースを担当した時、こちらの研修生はさすが各地のエリートだと感服しました。地元に役立つことは何でも吸収していこうという迫力がすごく、逆に私が気合を入れてもらうこともありました。お一人おひとりが先生であり、また生徒であったと思います。コースが終われば、研修生から感想文で率直なご意見をいただき謹んで心に染み込ませました。それも束研修生7万人達成おめでとうございます。誠意ある方々のご熱意のたまものと思います。深く敬意を表します。私は昭和58年4月より61年5月まで3年間研修部におり、維持管理コースを担当しました。1万人達成の頃が懐かしく思い出されます。「祝研修生7万人達成」 (元)JS研修部助教授(元)東京都下水道局 (現)TGSサポート倶楽部水環境案内人 村井 直樹第50号研修みずのわ(16)教授等OB研修生7万人は通過点 (元)JS研修部助教授(元)東京都下水道局 (現)TGSサポート倶楽部水環境案内人安彦 四郎

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