mizunowa50
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研修生7万人達成、誠におめでとうございます。これまで我が国の下水道の発展に貢献されてきた日本下水道事業団研修センターの輝かしい実績とお慶び申し上げます。さて、スポーツカーと旅行が大好きな私が研修センターで最初に学んだのは30年も前。夜な夜な行われた濃厚なる本音のディスカッションはとても有意義で、研修生どうし絆を深めた懐かしい思い出ですね。もちろん、趣味の話も含めてですが!初めての講師は平成4年。流域としては珍しいOD法の荒川上流水循環センターをゼロから立ち上げた経験から、OD法についての講義を依頼されました。これを縁に、小規模処理場管理専攻に関する研修カリキュラム作成にも参画し、やがて勢いに任せて処理場管理Ⅰ・Ⅱ、水質管理、総合管理なども講義するに至りました。平成18年、WTOの御旗を掲げ埼玉県に黒船来航。泰平の眠りを覚ます包括的民間委託が導入され、私が当初から監視評価業務を命ぜられました。外資参入による異文化体験は、なかなか刺激的で楽しいものでした。官民の騒めきが落ち着くまで監視評価者としての奮闘ぶりをネタに、包括的民間委託専攻の講義も続けています。講義では、コスト削減や効率化を望むなら大きな看板や肩書に惑わされること無く最適を判断できる技術力を養うこと、即ちノウハウの集積と継承が肝要!ノウハウとは、理論のみならず実体験(特に失敗事例とカイゼン)に裏付けされた技術、即ち紙に書けないものこそが真のノウハウ。もし紙に書けたなら、それは単なるマニュアルだ!などと毒自論を展開してい「講師25年、人脈こそ宝」(公益財団法人)埼玉県下水道公社中川支社副支社長 大鹿 純一第50号研修みずのわ(22)

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