mizunowa50
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皆様はじめまして。平成28年4月1日付で、東北総合事務所から研修センターに参りました川島と申します。どうぞよろしくお願いいたします。私は、昭和58年4月にJSに採用され、設計、施工管理、技術援助、技術開発、プロジェクトマネジメント等の業務に携わってきました。これまでに、勤務地は、東京4回、戸田市4回、大阪市2回、岩手県紫波町、同北上市、姫路市、つくば市、名古屋市、仙台市が各1回と目まぐるしく変わりました。私自身も研修センターの研修受講は何度かあります。最初はJS採用2年目に、記憶があいまいながら処理場設計Ⅱを受講したと思います。研修センターはかつて「研修部」と称し、大きな建物と言えば、現在の研修本館くらいでした。当時、浴室は研修本館内にあり、講義は午後4時半には終了して、すぐ入浴ができ、浴室から荒川の堤防越しに夕日に染まる富士山が眺望できることで研修生から大好評でした。3週間にわたる研修の間、毎日が宴会だったような気がします。埼京線は建設中で京浜東北線の西川口駅が最寄駅でした。寮室には前の研修生が残したと思われる西川口駅周辺マップがあり、いろいろ貴重な情報が書き込まれていました。今回、4回目の戸田勤務となりますが、前3回は、すべて技術開発部でした。かつて、JSの技術開発部門は研修センター所在地にあり、当時は「技術開発研修本部」といい、管理課、研修センター、技術開発部が置かれていました。直前の戸田勤務では、技術開発課長の立場で平成21、22年度に在職しましたが、このとき、民主党政権下での国土交通省行政事業レビューによりJSへの国の補助金廃止の方向性が打ち出され、JSの研修と技術開発が大きく変わる契機となりました。まずは技術開発事業への補助金の削減が始まり、このこともあって、JSの技術開発をより実践的な役割に強化することを目指し、技術開発部は本社の品質管理センター等とともに本社機構としての技術戦略部に再編されることになりました。このため、平成23年3月に技術開発研修本部は廃止され、研修センターのみが戸田に存続し現在に至ることになります。組織再編直前の超多忙期に東日本大震災が発生し、発災週明けから度重なる計画停電に襲われ大変苦慮しましたが、当時の技術開発研修本部の関係者の尽力もあって、このときの難局を乗り越えたことを思い出されます。その後、研修センターも補助金廃止により受講料の値上げや民間研修の拡大など業務運営での環境は大きく変わったと思います。しかし、すぐ近くから研修センターを長く見てきた者として、研修の質は決して落ちてはいないと思います。研修業務の実務は初めてである私ではありますが、全国の自治体の皆様に質の高い研修の提供にしたいと思いますので、改めてよろしくお願いいたします。コース処理場設計Ⅱ」、「維持管理コース管きょの維持管理(第1回及び第2回)」、「維持管理コース処理場管理Ⅰ(講義編)、(講義編+実習編)、(実習編) (第1回及び第2回)」、「民間研修コース下水道入門」、「コンサルタント研修技術者養成コース(機械・電気)」の各専攻コース担当をしています。これを執筆している現在も、管きょの維持管理(第2回)が始まっており、地方公共団体の下水道管きょ維持管理を担当して間もない方々と一緒に、研修目標の達成に向けて日々過ごしているところです。研修生の皆さんには、JS研修を通じて広い視野を身に着けていただきたいと考えています。そして、何か少しでも掴んで持ち帰ってもらいたいと思います。JS研修は、長いようで短い期間です。心に残る充実した期間となるよう、一緒にやっていきましょう。講師陣、研修生共々、今後も、各コース充実した教科内容とするべく努力してまいりますので、JS研修にお越しください。 研修センター教授川島 正第50号研修みずのわ(38)

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