【創刊号】雨水通信教育システム~雨道場~
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【問題答解説基礎知識学習】(デ)雨水通信教育システム~雨道場~2014.創刊号No.001【問題の回答・解説・基礎知識の学習】(ケーススタディー)早急な対応と将来的な対応に有効な雨水排水計画としては、次のように段階的に排水施設の対応能力を向上させることが有効考す5年確率降雨に対応有効と考えられます。【短期対応】まず、早急に対応では、浸水が頻発する区域の浸水解消を目的として、増補管によりバイパスする方法が効果的です。この排水区域浸水区域解消短期対応既設排水路的として、増補管よりイスする方法が効果的です。際に、下水道計画の計画目標が10年確率降雨であっても、5年確率降雨に対応する計画とするなど、現実的に施設が設置可能な設計条件・諸元を選択することが望まれます。【中期対応】増補管既存能力を超過する流量をバイパスして放流する。既設排水路【中期対応】次に、将来的な対応では、上流に調整池を設置して、下流排水施設能力相当の流量になるようにピークカットする方法が考えられます。この場合、最終目標とする10年確率降雨に排水区域の主要範囲で対応できるように計画することが望まれます。10年確率降雨に対応なお、このような段階的な増補管・調整池の整備の計画策定にあたっては、既設排水路の能力評価を十分に行い、最も効果的な位置に適正な規模を設定し、排水区域全体のバランスに配慮した計画とすることが必要です。排水区域排水区域の主要範囲で10年確率降雨に対応中期対応す要す。増補管調整池下流排水施設能力相当の流量になるようにピークカットする。既設排水路問題の回答・解説は、あくまで問題作成者の見解であり、個別の事象を適切に解決できるものとは限りません。16

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