【創刊号】雨水通信教育システム~雨道場~
2/23

雨水通信教育システム~雨道場~ストックを活用した都市浸水対策機能向上のための新たな考え方2014.創刊号No.001これまでの浸水対策の考え方を成熟化させ、ストックを活用し、ハード対策・ソフト対策を組み合わせた、より効率的かつ効果的な浸水対策の確立及び実施について、「ストックを活用した都市浸水対策機能向上検討委員会」で調査・審議を重ねてきました。平成26年1月9日に「ストックを活用した都市浸水対策機能向上のための新たな基本的考え方(中間とりまとめ)を公表しましたストックを活用した都市浸水対策機能向上のための新たな考え方間とりまとめ)」を公表しました。【ストックの評価・活用という新たな思想の原則化】ストックが一定の効果を発揮している都市においては、動水勾配により現況の能力評価を行うとともに計画を上回る降雨による水【施設情報や観測情報等の活用】きめ細やかな対策を検討するため、既存の施設情報を把握した上で、今後一定の被害が生じた降雨についてはその時間分布データや空により現況の能力評価を行うとともに、計画を上回る降雨による水害要因を分析し、浸水シミュレーション等により、床上浸水による個人財産や地下空間等における生命の保護等の観点から、その要因に応じたきめ細やかな対策を検討するべき。新たな思想による検討のイメージ今後、定の被害が生じた降雨については、その時間分布デタや空間分布データを把握するとともに、降雨時の下水道管内の時系列的な水位観測に積極的に取り組むべき。併せて、観測情報や浸水被害情報を蓄積・分析した上で、その情報を住民や企業等に提供するなど、防災や減災に向けた取組に活用するべき。新たな思想よる検討ジストック最⼤限計画を従来型の⼿従来の従来の計画降⾬ストックの評価・活⽤という新たな思想(実施にあたっての照査)下⽔道施設計画・設計指針と解説における標準型の検討減災に向けた貯留管内水位計地上雨量計ポンプ運転気象台水位計水位計地上雨量計ポンプ運転貯留管雨水吐口貯留管雨水ポンプ場雨水ポンプ場限の活⽤による照査上回る降⾬⼿法による検討の計画降⾬⾬に対する能⼒評価施設情報のイメージ水位観測のイメージ能力評価のイメージ地表⾯⽔位た照査基準の設定例:床上浸水解消例:既往最大降雨例:ネットワーク化付加水位計既存の施設情報一定の被害が生じた降雨の時間分布や空間分布管内の水位の積極的な観測レーダー雨量計きめ細やかな中間とりまとめは、国土交通省HPで公表しております。URL:http://wwwmlitgojp/mizukokudo/sewerage/mizukokudoseweragetk000314html「施設情報」や「観測情報」「床上浸水による個人財産」や「地下空間等における生命保護」等の観点付加的な施設等対策を講じたときに照査基準を満足しているかを確認1つないし複数の降雨データの蓄積・分析きめ細やかな対策の検討減災に活用URL:http://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/mizukokudo_sewerage_tk_000314.html本委員会では、下水道に携わる多くの方々から幅広いご意見をいただき、それらのご意見を踏まえてさらなる検討を進めることとしています。本中間とりまとめ等に対してご意見・ご感想等がございましたら、本委員会の事務局宛にご連絡いただきますようお願い致します。(宛先:g_CRB_GSD_RYK@mlit.go.jp)2

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です