雨水通信教育システム~雨道場~ No.007
12/42

【問題の回答・解説・基礎知識の学習】(基礎知識)第1問の回答・・・①①【解説】③【解説】④【解説】②【解説】長期的な整備目標としては、ハード整備に加えてソフト対策と自助を組み合わせた総合的な対策により、計画降雨に対する浸水被害の最小化を図る。基礎知識の学習長期的な整備目標としては、既往最大降雨(過去に観測した最大規模の降雨量)に対する被害最小化を図る。ハード整備の目標水準は地区の実状等を踏まえ、許容浸水深、費用対効果を勘案しつつ設定する。浸水被害の特徴や原因、降雨の実態、地域特性ならびに対策の実施状況等を調査し、重点的に対策を行うべき地区における種々の課題を整理する。特定都市河川浸水被害対策法に基づく流域水害対策計画が定められた河川流域では、当該計画と調整を図った下水道計画を策定しなければならない。過去10 年間に浸水被害が生じていない地区については、浸水シミュレーションによる被害の想定を踏まえ住民等と協議の上、当面の間ハード整備を抑制し、ソフト対策や自助による被害軽減に取り組むことを基本とする。浸水被害が発生した場合や開発が進むなどの状況変化により重大な浸水被害が発生する恐れが生じた場合は整備を行うこととする。参考文献①下水道施設計画・設計指針と解説前編2009年版(社団法人日本下水道協会)P.63②下水道中期ビジョン平成19年6月(国土交通省)P.15③下水道総合浸水対策計画策定マニュアル(案)平成18年3月(国土交通省)P.2-2④下水道施設計画・設計指針と解説前編2009年版(社団法人日本下水道協会)P.65-66下水道総合浸水対策計画を策定するために基礎調査を行う区域は、自治体における下水道計画区域全域とすることを原則とする。都市部における治水安全度の向上を検討するためには、地域の実状に応じて河川管理者と協議・調整を行い、河川と下水道の雨水管理計画の調整を図るべきである。雨水通信教育システム~雨道場~2015.5月号No.007導入編12

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です