雨水通信教育システム~雨道場~ No.007
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【問題の回答・解説・基礎知識の学習】(基礎知識)第2問の回答・・・③、④①【解説】③【解説】④【解説】②【解説】不正解(従来方法:○、浸水シミュレーション:○)基礎知識の学習不正解(従来方法:○、浸水シミュレーション:○)参考文献①ストックを活用した都市浸水対策機能向上のための新たな基本的考え方平成26年4月②流出解析モデル利活用マニュアル-2006年3月-③下水道施設計画・設計指針と解説前編2009年版P.179~183④雨水浸透施設の整備促進に関する手引き(案)平成22年4月⑤流域貯留施設等技術指針(案)増補改訂(社)雨水貯留浸透技術協会正解(従来方法:×、浸水シミュレーション:○)正解(従来方法:×、浸水シミュレーション○)雨水通信教育システム~雨道場~合理式および合理式合成法はピーク流出量を算出する方法であり、これらにより算出したピーク流出量に対して自由水面を確保できる能力を持つように管きょ断面を決定します。これに対して浸水シミュレーションは実績降雨を用いて解析することができることから、ピーク流出量だけでなく、流出量の経時変化を求めることも可能です。流出ハイドログラフを算出する方法としては、浸水シミュレーションでは、降った雨が各ノード(人孔)に流入するハイドログラフを時間面積法、非線形貯留法、二重線形貯留法等により算定し、その後、ノード間(管内)を流れるハイドログラフを、サンブナンの方程式に基づくDynamic Wave法による管内水理モデルによって計算しています。その他、従来方法としては、合理式合成法、タイムエリア法、修正RRL法、貯留追跡法等が挙げられます。浸水シミュレーションは前述の②で解説した計算手法によることから、堰やオリフィス等が間に入っている場合においても、一体的に管内流量を解析することができます。浸水シミュレーションは圧力管状態を評価することができ、また現況管きょが逆勾配であったり、途中伏せ越し等が場合においても一体的に管内流量を解析することができます。⑤、⑥不正解(従来方法:○、浸水シミュレーション:○)【解説】合理式合成法では、ハイエトグラフから浸透施設による流域平均浸透強度分をベースカットして流出抑制効果を評価することや貯留や放流量を考慮して流入・流出ハイドログラフを作成して雨水調節量を算出することが可能です。2015.5月号No.007日本水工設計㈱の協力により作成応用編35

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