雨水通信教育システム~雨道場~ No.007
7/42

ISO(国際標準化機構)の専門委員会TC224(飲料水及び下水サービス)(国内審議団体:(公社)日本下水道協会)において、日本が提案していた雨水管理に関する国際規格づくりのためのワーキングループ(WG11)の設置が、各国委員の投票(平成26年12月)の結果、賛成多数で承認されました。WG11のコンビナー(議長)は、国土交通省国土技術政策総合研究所下水道研究部の榊原下水道研究官が務めています。4月16日には、オーストリア・ウィーンでWG11の最初の会合が開催されました。雨水通信教育システム~雨道場~日本のリーダーシップのもと雨水管理の国際規格づくりが始まりました(ISO/TC224/WG11)2015.5月号No.007国際規格(IS)の発行ISO加盟国における投票国際規格案(DIS)作成委員会原案(CD)作成作業原案(WD)作成新規作業項目(NP)提案~国際規格発行までのプロセス~概ね3年の期間を要する国際規格の内容(案)この規格は、下水道管理者に「雨水管理システム」のための施設整備の基本的な考え方と計画策定プロセスのガイドラインを示すものです。ここで、「雨水管理システム」とは、雨水の流出に伴う浸水や水質汚濁を防いだり緩和する物理的インフラとその制御システムから構成されます。日本の狙いと国内体制•国際規格づくりを主導することで、本邦企業がいち早く規格に沿った計画手法や国際規格に基づくビジネス展開の検討を行うことができます。•本邦技術を意識した規格づくりと規格の活用を行うことにより、日本の優位技術の海外展開に寄与します。•国土交通省水管理・国土保全局下水道部流域管理官を中心に、(公社)日本下水道協会、地方公共団体、国内関係企業等と連携しながら規格化を推進する予定です。右より、榊原氏(国総研)、石塚氏(日本水工設計(株))、田中氏(北九州市)ウィーン会議の様子:約20名の参加7

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です