雨水通信教育システム~雨道場~ No.008
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雨水通信教育システム~雨道場~[2015年7月号]こんにちは。事務局の橋本です。まずはじめに、国交省下水道部流域管理官の最近のホットな話題を紹介いたします(雨水対策の話ではございませんが)。食と下水道の連携を推進する「BISTRO下水道」が6月17日~18日、ミラノ国際博覧会に出展いたしました(2日間で約6000人の来場!)。以下、出展メッセージです。人間の生活には、排水がつきものです。それをより有用に使い、未来に役立てたい。私たち日本が誇る、下水処理技術が『新しい“いのちの循環”』を実現しました。使った水や汚泥は処理され、栄養分を多く含んだ水や、作物の栽培に有用な熱・CO2・肥料となり、やがて、いのちを育む食材として還ってくる。下水道が、人のいのちのチカラになる。私たち日本からの提案です。さて、本号から、都道府県での浸水対策勉強会等の報告を開始しましたので、ぜひご覧になってください。雨水通信教育システム~雨道場~事務局E-mail:hashimoto-t92tc@mlit.go.jptel: 03-5253-8432 2015.7月号No.008国土交通省『雨水対策に係る最近の動き』■水防法等の一部を改正する法律が一部施行されました(H27,7.19)「水防法等の一部を改正する法律」(H27,5.20公布)のうち、浸水想定区域制度の拡充、雨水貯留施設の管理協定制度の創設等が7月19日に施行されました。参考:http://www.mlit.go.jp/river/suibou/suibouhou.html■「新たな雨水管理計画策定手法の論点集(案)」等を公表しました(H27,7.7)国土交通省では、「計画規模を超える局地的な大雨に対する新たな雨水管理計画策定に係る調査検討会」を開催し、4回の審議を経て、下水道施設計画・設計指針等へ新たな基本的考え方を反映するために検討すべき論点集「新たな雨水管理計画策定手法の論点集(案)」をとりまとめ、神奈川県厚木市及び愛知県岡崎市における施設情報や観測情報を活用した新たな雨水管理計画のモデル的検討のための実行可能性調査(フィージビリティースタディー)の結果とともにホームページで公表しました。参考:http://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/mizukokudo_sewerage_tk_000314.html2015年6月17日~18日、BISTRO下水道ミラノ国際博覧会に出展「下水道が生み出すチカラ」写真:加藤流域管理官からの挨拶の様子■最大規模の洪水、内水、高潮への対応を開始しました(H27,7.21)「水防法等の一部を改正する法律」の施行により、水防法における想定し得る最大規模の洪水、内水、高潮への対応が始まりました。「雨水出水特別警戒水位の設定要領」、「浸水想定(洪水、内水)の作成等のための想定最大外力の設定手法」、「内水浸水想定区域図作成の手引き」など、改正水防法に関連するマニュアル等を国土交通省のホームページで公表しました。参考:http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo04_hh_000006.html■埼玉県、福島県、香川県、大阪府、秋田県で浸水対策に係る市町村下水道職員向けの勉強会等が開催されました今年度から構築することとなった、全都道府県における浸水対策に係る市町村下水道職員向けの勉強会等の枠組みにつきまして、埼玉県、福島県。香川県、大阪府、秋田県において勉強会等が開催されたとの報告がありました。1

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