雨水通信教育システム~雨道場~ No.008
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雨水通信教育システム~雨道場~【問題の回答・解説・基礎知識の学習】(ケーススタディー)2015.7月号No.008【参考】(ケーススタディー)応用編水位計を設置。ごみ等でセンサ部分が埋まらないように多孔性のパイプで保護1.流量の測定方法流量を測定するための代表的な方法として下記の4つが挙げられます。項目流量の算定方法特徴流速・水位測定(面速式)流速および水位を測定し、流量=平均流速×流水断面積により算定・平均流速の算定方法に各社の特徴がある。・満管を超えても測定できる。・流速、水位、流量の3つの基本データが得られる。水位+フリュームフリュームを設置し、フリュームの水位特性により流量を算定する。・設置に熟練を要する。・測定範囲が狭い。(半管程度の水位まで)・適正に設置されれば、測定精度が高い。水位+H~Q曲線H(水位)とQ(流量)の関係を定式化しておき、水位を測定することにより流量を算定する。・簡便である。・高水位におけるH~Qの関係が明確でない場合が多い。その他トレーサ法(混合希釈法)一定容積の容器が満水になる時間を測定する方法等・下水道においては適用が少ない。出典:「管きょ内の流量測定の今–FFT解析による超音波式流速計-」月刊下水道Vol21No.82.流量計測センサーの種類・流速センサーとしては、電磁式、超音波式等があり、超音波式には伝搬速度差とドプラー効果を利用する2種類のタイプがあります。・水位センサーとしては、超音波式、圧力式、マイクロウェーブ式、触針式、静電容量式、浮子式およびエアパージ式等があります。・その他にも、近年では非接触型のセンサー(流速、水位)としてレーザ式等もあります。日本水工設計㈱の協力により作成36

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