雨水通信教育システム~雨道場~ No.010
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雨水通信教育システム~雨道場~2015.11月号No.0101717【問題の回答・解説・基礎知識の学習】(基礎知識)第1問の回答①カ,②サ,③ア,④エ,⑤シ,⑥オ,⑦イ,⑧キ,⑨ク,⑩ス,⑪ウ,⑫ケ,⑬コ【解説】水位計算は、雨水の施設計画を策定する前段において、必要に応じて排水系統全体に対し、定常流と仮定して、等流または不等流計算により既存管の能力を確認するために、動水勾配線が地盤高を上回るかどうか検証するものです。これにより、浸水の発生が懸念される地区の予測をしたり、自然流下による排除ができない可能性がある区域においてポンプ排水の採否を判断します。より詳細に浸水状況の予測が必要な場合は、不定流解析が可能な浸水シミュレーションを活用する等の対応が必要です。水位計算を行うには、雨水の流れの種類について把握したうえで、状況に応じた計算手法を取り入れることが重要となります。オリジナル設計㈱の協力により作成【管水路・開水路】管水路の流れとは個体の壁で囲まれた管の中を水が充満して周囲の壁に圧力を加えている流れを言います。開水路の流れとは、大気と接し流量や水路断面の変化により水面の高さが上下する自由水面をもつ流れを言います。【流積】流積とは、水路断面内で流水が占める面積を言います。【定流・不定流】定流とは流量が時間によって変化しない流れを言います。不定流とは時間の経過と共に流量が変化する流れを言います。導入編

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