雨水通信教育システム~雨道場~ No.11
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雨水通信教育システム~雨道場~222016.1月号No.011【問題の回答・解説・基礎知識の学習】(基礎知識)㈱東京設計事務所の協力により作成参考文献:下水道施設計画・設計指針と解説前編2009年版(社団法人日本下水道協会)P.377~416第2問の回答・・・②D=146(30/1.5~3.0)1/2=462~653(mm)『下水道施設計画・設計指針と解説』より、雨水ポンプ場では計画雨水量に対して2~6台のポンプを標準とする。ポンプ場への流入量2.0(m3/s)=120(m3/min)より、ポンプの設置台数を4台とすると、ポンプ1台当たりの吐出量は30(m3/min)となる。下式より、流速の条件を満足するポンプ口径は462~653(mm)の範囲となり、②のポンプ口径500(mm)×4台が最も適切である。実際にポンプ設備の検討を行う場合には、各種ポンプの特性、揚程変動による吐出量の増減等を考慮して、ポンプの形式、吐出し量及び設置台数等を設定する必要がある。雨水ポンプの設置台数は、分流式下水道の場合は計画雨水量を、合流式下水道の場合は計画下水量から雨天時計画汚水量を差し引いた量を基準として定める。雨水ポンプの設置は、頻度の多い小降雨を考慮すると、運転対応の容易さから同一形式の大小ポンプの組合せが望ましい。台数の多い大規模な雨水ポンプ場では、同一形式、同一吐出量のものを設置する場合がある。雨水ポンプの予備機は、ポンプの故障・整備時や改築時等における危機管理対応として排水能力を確保する必要がある場合に、以下に基づき設置する。①予備機は1台とする。②予備機の吐出量は、そのポンプ場における最大能力のポンプと同一とする。ただし、排水能力を確保しなくても社会的影響が小さいと考えられる小規模な雨水ポンプ場及びゲートポンプ設備はこの限りではない。※問題の回答・解説は、あくまで問題作成者の見解であり、個別の事象を適切に解決できるものとは限りません。導入編

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