雨水通信教育システム~雨道場~ No.11
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雨水通信教育システム~雨道場~242016.1月号No.011【問題の回答・解説・基礎知識の学習】(基礎知識)㈱東京設計事務所の協力により作成参考文献雨水浸透施設の整備促進に関する手引き(案)H22.07(国土交通省)P.14下水道雨水管理計画策定マニュアルH24.11(一般社団法人全国上下水道コンサルタント協会)P.122~132第3問の回答・解説雨水浸透施設の設置による効果は、「流出抑制効果」、「汚濁負荷削減効果」、「地下水涵養効果」に大別される。これらの効果の内訳としては、右図のようなものがある。地下水涵養による湧水復活等、特定の効果を目的として雨水浸透施設を設置した場合でも、設置後に流出抑制や汚濁負荷削減等、他の効果の発揮も期待できる。さらに、効果を適切に評価することで、下水道の各種計画へ位置づけることが期待される。雨水浸透施設は、降った雨水を地中に浸透させることによって、雨水総流出量そのものを減少させる効果がある。また、雨水浸透施設の砕石間隙による貯留効果も期待でき、特に近年増加傾向にあるゲリラ豪雨のような局所的・短期的な豪雨については大きな効果をもたらす。雨水浸透施設には浸透トレンチ、浸透ます、透水性舗装等があり、地形・地質条件、浸透能力の評価、機能の担保、維持管理等を考慮して施設整備手法を立案する必要がある。※問題の回答・解説は、あくまで問題作成者の見解であり、個別の事象を適切に解決できるものとは限りません。導入編

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