雨水通信教育システム~雨道場~ No.12
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【問題の回答・解説・基礎知識の学習(4/4)】(ケーススタディー)㈱東京設計事務所の協力により作成※問題の回答・解説は、あくまで問題作成者の見解であり、個別の事象を適切に解決できるものとは限りません。27【③流下貯留施設の整備】浸水箇所近傍の公園に貯留施設を設置し、路面排水(下水道管網に流入する前または地表面に溢れた雨水)を側溝から取付管により直接接続し、貯留する。施設の検討においては、以下のような留意点が考えられる。•貯留施設は、経済性、施工性を考慮するとプレキャストボックスカルバートなどの採用が考えられる。•貯留施設の深さ(水深)は、排水先の下水道管との高さ関係によって自然排水が可能なように設定することが望ましい。•排水先の下水道管との接続部には、フラップゲートを設けることで下流からの背水の影響を防ぎ、下水道管の水位が下がれば貯留雨水が排水されるような構造とすることが望ましい。•接続管の形状は、接続先の流下能力を考慮して設定する必要がある。マンション公園道路幅員10m浸水範囲道路勾配道路勾配貯留施設取付管道路勾配道路勾配道路勾配最も低い地点下水道管マンホール雨水桝下水道管に接続フラップゲートA-AB-BBBAA雨水通信教育システム~雨道場~2016.3月号No.012導入編

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