雨水通信教育システム~雨道場~ No.12
34/37

雨水通信教育システム~雨道場~【問題の回答・解説・基礎知識の学習】(ケーススタディー)基礎調査では、適切な水位周知下水道の指定が可能となるよう、十分な調査を実施し、浸水要因分析、水位計の設置等に反映させる。水位等観測計画の策定にあたっては、主に右表に示す項目について調査を行う。調査にあたっては、検討対象範囲の特性や状況に応じて、資料の必要性を判断し、可能な範囲で収集し、整理を行う。また、下水道施設のみならず、管理者が異なる河川や農業排水路等を含めた水系単位での現況把握が必要であること、住民等への情報提供等を目的とした場合、防災部局と連携した取り組みも必要となることから、関係部署とも連携して調査を実施する。2016.3月号No.012㈱日水コンの協力により作成※問題の回答・解説は、あくまで問題作成者の見解であり、個別の事象を適切に解決できるものとは限りません。34応用編基礎調査項目主な内容(1)浸水被害実績•日時、場所•被害状況(浸水面積、床上床下戸数、浸水深、浸水原因等)•水防活動状況(2)降雨記録•観測点:名称、所在地•時系列降雨量(3)河川水位・潮位•観測点:名称、所在地•時系列水位(4)下水道施設整備状況•下水道整備区域、幹線整備状況•下水道台帳(地盤高、マンホール座標、管径、管底高、延長)•水理構造物(雨水吐口、分水施設、ポンプ施設、ゲート施設、雨水貯留浸透施設等)の構造図(5)下水道計画•下水道法事業計画書•一般平面図•施設区画割平面図•流量計算表•計画降雨諸元(整備目標(確率年)、確率年別降雨量、降雨強度式等)•その他ハザードマップに適用した降雨諸元(降雨時系列、総降雨量等)(6)河川等整備状況•河川の現況と計画(整備状況・計画、計画諸元、断面・縦断等)•農業用排水路等の現況と計画(施設諸元、図面等)•排水機場(施設諸元、図面、操作規則等)•貯留・浸透施設の現況と計画(施設諸元、図面等)(7)地形・地勢等状況•地形図(DMデータ(デジタルマッピング)等)•標高図(LPデータ(航空レーザー測量データ)等)•都市計画用途地域図•土地利用図(数値情報、図面等)(8)地下街等の状況•地下街等情報(位置、出入口等)(9)水位計等の設置状況•水位計等設置状況(位置、機種等)

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です