雨水通信教育システム~雨道場~ No.016
5/20

雨水通信教育システム~雨道場~2017.3月号No.016平成25年7月の第1回会議以降、計3回にわたり、これまでの浸水対策のあり方を成熟化させ、ハード・ソフト対策を組み合わせた既存ストックを活用したより効率的かつ効果的な浸水対策の確立及び実施について調査・審議を重ねた。「ストックを活用した都市浸水対策機能向上のための新たな基本的考え方」平成25年度:ストックを活用した都市浸水対策機能向上検討委員会平成26年度FS調査による具体的な検討等を踏まえて、設計指針への反映を検討すべき論点集(案)を作成。論点集では、計画・設計・施工・施設の運用・災害対応などの各段階で、浸水シミュレーションの充分な活用、浸水対策の目標設定、水位等の観測情報の活用などについて、既存ストックを活用した浸水対策を進める上で必要な対応策などをまとめた。「新たな雨水管理計画策定手法の論点集(案)」「新たな雨水管理計画の策定手法に関する調査報告書(案)-厚木市-」「新たな雨水管理計画の策定手法に関する調査報告書(案)-岡崎市-」平成26年度:計画規模を超える局地的な大雨に対する新たな雨水管理計画策定に係る調査検討会これまでのストックを活用した浸水対策の考え方の議論を踏まえつつ、新たな雨水管理計画の策定に向けて国土交通省が実施する個別都市での調査(FS調査)への助言や情報共有を行い、指針類等へ反映する内容を検討するとともに、ストックを活用した浸水対策の取組みを水平展開するために継続的に実施すべき事項のフォローアップを行った。また、新たな内水浸水対策を一層推進するため、以下のガイドライン類を策定した。【1】雨水管理総合計画策定ガイドライン(案)【4】水位周知下水道制度に係る技術資料(案)【2】官民連携した浸水対策の手引き(案)【5】内水浸水想定区域図作成マニュアル(案)【3】下水道浸水被害軽減総合計画策定マニュアル(案)【6】下水道管きょ等における水位等観測を推進するための手引き(案)平成27年度:新たな雨水管理計画策定手法に関する調査検討会「平成28年度第2回新たな雨水管理計画策定手法に関する調査検討会」を開催しました。平成27年度までに行ってきた、ストックを活用した浸水対策の考え方等を踏まえつつ、法改正による新たな枠組みを速やかに実践に移すにあたり、継続的に検討すべき事項について議論を深め、新たな雨水管理計画の策定手法の一般化を目指して、「平成28年度新たな雨水管理計画策定手法に関する調査検討会」を設置しました。平成28年8月17日(水)の第1回会議では、各検討メニューの基本的方向性を議論し、平成29年3月9日(木)の第2回会議では、各検討結果を報告するとともに、検討結果を踏まえたガイドライン類の改訂案等を審議いただきました。これまでの経緯

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です