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【テロップ】
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【ノート】
生物処理について、少し詳しく見ていきます。生物処理は、正確には生物学的排水処理と言います。  #1 細菌は、排水中に含まれる有機物や、窒素、リン、微量金属などを、基質として体内に取り込みます。  #2 次に、取り込んだ基質を、酵素反応などを利用して、生物学的、あるいは物理化学的な物質変換を行い、活動のエネルギーを得るとともに、増殖します。  #3 その結果、排水中の物質は、細菌体などの固形物や、炭酸ガスや窒素ガスなどに変換され、余剰汚泥や気体などの形で、処理水から分離されます。  #4 このように、生物学的排水処理の主体は、下水中の汚濁物質を基質として利用した細菌の増殖になります。 なお、一般的な生物処理では、さらに、別の微生物が増殖した細菌を捕食するという、生態系が成り立っています。