mizunowa
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車道・第二京阪自動車道などの高速交通網が整備されています。 意外なところで名を馳せるのが、市内に位置する一級河川竜田川です。古くは百人一首で詠まれ古式ゆかしき名前をもつ一方、「竜田揚げ」の語源となったといわれています。食べ物繋がりでは「幻のラムネ」といわれ現在では入手困難、いこま製菓本舗の「レインボーラムネ」が有名です。 最後になりましたが、研修で大変お世話になりました渡邊先生をはじめ日本下水道事業団研修センターの皆様、同コースでご一緒いただいた研修生の皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。 (平25『管きょ設計Ⅱ(第2回)』受講) 「管きょの維持管理」専攻に参加して 静岡市上下水道局下水道部下水道維持課 長谷川 沙紀 静岡市の下水道事業は、静岡地区が大正10年に調査を始め、同12年2月に事業認可を得て、翌13年8月に第一期事業に着手して以来、これまでに80年以上が経過しました。また、清水地区については昭和30年に事業認可を受け、同31年から事業にとりかかり、50年以上が経過しています。下水道の普及率は79.3%となり、今後益々の下水道の普及を促進に努めているともに、経年管の耐震化及び長寿命化も取り組んでおります。その中で私の所属している担当の職務内容は下水道管きょの維持管理、下水道台帳の保管・更新業務が主になります。 今回平成25年9月3日から13日の11日間にわたり日本下水道事業団研修センターにて「維持管理コース 管きょの維持管理(第1回)」を受講させていただきました。「維持管理」と一言で申しましても、その業務内容は多種多様です。公共下水道の清掃調査及び修繕、都市下水路・雨水幹線の浚渫及び除草、灌漑用ポンプの維持管理、雨水浸透井の管理、樋門・樋管の管理などなど。異常箇所の対応は地形・状況に応じて一番効果的な方法を使い分ける必要があります。その中でも管きょの維持管理は目に見えないことでもあると同時に、何か問題が生じた際に私たちの日頃の生活に大きな影響が起こります。そのため他自治体で行っている保全対策や、民間企業での維持管理に対する技術開発の動向を学び、今後の業務に役立てていきたいと思い、本研修を受講しました。 本研修では、管きょの維持管理において基礎知識を身につけることができたと感じています。下水道台帳修正、管きょ内清掃、調査等の日頃行っていた業務を改めて復習するとともに、排水設備、不明水対策、水洗化普及促進等の普段担当で関わることの少ない内容に触れて新しく学ぶこともありました。また、講義も座学だけではなく「管きょの調査点検実習」では実際に広角カメラの実演を拝見し、「施設見学」では埼玉県比企郡にある株式会社G&U技術研究センターへ伺い、鉄蓋の耐久性試験や浮上試験等を見学し、より理解を深めることができました。 加えて、全国の自治体から集った職員と寮生活でもコミュニケーションを積極的に図り、ときには各自治体の管きょの維持管理に関する意見交換し、ときには自治体職員として同じような境遇に共感を得て非常に有意義な時間を過ごすことができました。このつながりを今後も持って、他市町との情報交換へ活かしていきたいと感じます。 今回の研修では行く前に描いていた結果よりも大きく上回るほど、私にとって得たものは多かったと感じております。研修に参加させていただいたことに御礼申し上げるとともに、今後の業務へと最大限 に活用し励んでいきたいと思います。 (平25『管きょの維持管理』受講) 浮上試験の様子 第47号研修みずのわ(11)「管きょの維持管理」専攻に参加して静岡市上下水道局下水道部下水道維持課長谷川 沙紀

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