mizunowa
6/23

と百合子様も元気な姿でベランダへお出ましになりました。初めての体験でもあり、ここぞとばかりにデジカメのスイッチをONと押した瞬間、周辺から一斉に日の丸の小旗が頭上で左右に振られ、皇族方の姿が視界からか一瞬に消えてしまった。それでも天皇のあいさつが始まると小旗も降ろされ全体が静まり、人垣の間にできた僅かな隙間から一度だけシャッターを押すことができた。 参賀が済むと坂下門方面へ誘導され、第一陣と第二陣の間には、警備員がロープで区切りを入れるので、その場に留まることはできない仕組みとなっている。坂下門へ下る途中で「富士見櫓」を正面に見ることができた。快晴だったので、青空を背景にした三重の城が美しく浮かび上って見える。その基礎となるがっしりした石垣は、加藤清正が伊豆から石を取り寄せ積み上げたという。何事も基礎が重要である。都市基盤の一役を担う下水道施設と同じだ。 研修センターのカリキュラムは、下水道の基礎からしっかり学べる構成でもあり、私自身の研鑽にもなることから日々努力しなければと改めて感じた。箱根駅伝では、「その1秒を削りだせ」を掲げた東洋大学がチームの「和」の質を高めて走る姿で国民に感銘を与えた。 * * * * 全国に広がった「みずのわ」の会員の皆様の「輪」と未来へ残す下水道資産を共に計画し、建設し、維持管理する仲間の「和」をさらに太くし、下水道ソリューションパートナーの一員として活躍できるよう励みますので、今後もご指導ご鞭撻をよろしくお願いします。 (4)研修みずのわ第47号

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です