mizunowa50
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さんは管渠Ⅱの研修で渡邊先生にお世話になった方でしたので、上記の会に喜んで参加してくれました。平成23年3月1日に盛岡市内で開催した際も遠路駆けつけてくれました。「次は維持管理Ⅱの研修に行きますからね!来年は陸前高田市で渡邊見込みです。今から渡邊先生の満面の笑みがこぼれるのを想像してしまいます・・・。しかし、このようなお付き合いの中で悲しい事もありました。東日本大震災津波により陸前高田市下水道係の吉田和也さんが亡くなったことです。吉田はじめに、研修会報「みずのわ」の50回目の発刊並びに研修生7万人の達成、誠におめでとうございます。また、この記念号への寄稿を打診していただいた細川顕仁所長、渡邊良彦先生に感謝申し上げます。私は、平成11年に管渠Ⅱ、処理場Ⅱ、平成23年に下水道長寿命化計画と、3回受講しています。当時の管渠Ⅱや処理場Ⅱは、みっちり3週間の研修でした。長女が産まれて7か月程の時期でしたので、研修が終わって帰宅すると「あなた、だれ・・・」と号泣されました。しかし、研修の日々は楽しかった~。担当教授の渡邊先生の温かいご指導のもと、夜遅くまで意見交換(酒)、川口市街地の現場調査(?)で毎日が忙しかったことが思い出されます。それから、17年が経ち現在も下水道行政に携わっていますが、強く思うことは、研修は専門知識の習得のみならず、研修生、研修センターの先生方、講師の方々とのネットワークという財産をつくる場であるということです。最近は研修費用値上、旅費等の経費節減、職員縮減による業務量の増加、さまざまな背景により研修受講を控えざるを得ないという話を聞きます。しかし、「人口減少、施設老朽化、経営問題」等、下水道行政に多くの課題がある今こそ、しっかりとした知識を身につける必要がありますし、情報収集できるアンテナを張っておく必要があります。アンテナは人とのネットワークです。デジタル社会の今だからこそ、人とのお付き合い(酒)は大切にしたいですし、事業団の研修は今後も寝食を共にし、人間臭い付き合いのできるようなものであってほしいと思います。お付き合いといえば、渡邊先生には研修以降もお世話になりっぱなしで、本紙「みずのわ」でも毎年寄稿されて有名になっている「宮山福会」にも参加させていただいています。さらに、岩手の下水道関係者で「渡邊先生を囲む会」を開催していまして、今度は節目の10年目を迎えます。最近は盛岡市内で開催していますが、過去には花巻市や二戸市を会場としたこともあります。盛岡市、花巻市、陸前高田市、二戸市、雫石町、岩手県、下水道公社の職員で、渡邊先生にお世話になった方々が参集し、それぞれの近況をネタに酒を酌み交わしています。職場も職名も異なる方々ですが、渡邊ワールドの居心地の良さに、ついついお酒も飲みすぎてしまいます。昨年は若手ドボジョ(土木職の女子)が1名参加、そして今年は若手キカジョ(機械職の女子)が1名新たに参加する3万人から4万人「人と人とのつながりに感謝して」  ―祝 研修生7万人達成― (公益財団法人)岩手県下水道公社工務課課長 長沼 輝伸(笑)結びになりますが、こうした勉強する機会や出会いの場を与えて頂いた当時の上司や先輩に感謝するとともに、JS研修が益々発展し、「みずのわ」の輪が今以上に全国に広がることを期待して、私からの第50号への寄稿とさせて頂きます。第50号研修みずのわ(10)平成22年2月 二戸市内にて

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