mizunowa50
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平成15年8月某日、福岡空港から飛行機に乗り、電車に揺られ戸田についた。私が若干若い、まだアラサーのときのことである。真面目な研修だというのにいろんな妄想をしながらワクワクし、研修所の門をくぐった。このときは10日間ほど缶詰で 計画設計コースを受講した。懇切丁寧な講師のご指導のもと、雨水計画や管路設計などを学ぶことができ、大変有意義な時間を過ごした。毎日課題が出るので、我ながら珍しく真面目にやったと思う。以上は昼間の話である。夜は勉強しながら飲んだり、飲みながら勉強したりした。JSの研修をうけ、下水道事業を進める上で知識や技術力の向上に大変役立ったが、同じくらい私の財産になったのが、そこで知り合った人たちである。私が彼女と知り合ったのもその研修だった。彼女は全く別クラスで消費税コースを受けていたようだったが、ふと気づくと一緒に飲んでいた。基山町役場から送られてきたお酒を私もちゃっかり頂き、共に酔っぱらった。あれから十数年経った。今でもふと気づくと 相変わらず彼女と一緒に飲み、老後や保険の話をしていたり、旅行に行ってたり、意外と真面目に仕事の話のLINEをしていたりする。そして、研修所の細川所長がH28年夏、来福され、正式に執筆依頼を頂いたときも一緒に居た。(くわしくは写真をごらんください。ちなみにそこにいた方全て、戸田研修生OBでした。)このとき、彼女との研修所でのご縁を所長に話したら、じゃあ、半分づつ書いたら?となり、今に至ります。これが冊子になったら永久保存版にして、最終的には棺桶に入れてもらおう、と昨日も山田さんとLINEで話したところです。というわけで、基山町役場 山田恵さん、後半はすべらない話をお願いします!研修が終わり、渡邊先生から連絡がありました。事業団研修を通じて渡邊先生と交流のある、山形県と宮城県の人達との交流会「宮山会」に参加しないかとのお誘いでした。毎年、山形と宮城の温泉で交互に開催されておりました。この渡邊先生を通じて知り合った宮山会の参加者の方々との出会いが、すばらしい人達とのつながりとなりました。山形市の安達敏一さん、山本好伸さん、宮城県七ヶ浜町の若木秀清さん、寺澤薫さん、米沢出身で事業団の青木実さん、宮城県や関東の皆様はじめ多くの方々と出会い、現在も楽しくお付き合いをさせていただいておりますことに、心より感謝申し上げます。現在は、福島県の方も多く参加され「宮山福会(みやふくかい)」となり、今年は、福島県の磐梯熱海温泉で開催され、上下関係なく楽しく夜遅くまで下水道や地元の話題などで盛り上がりました。さて、本市も今年度より水道部と下水道課が統合し「上下水道部」となり、また、平成31年度からの地方公営企業法適用を目指し、今年度から移行業務を進めております。そのような事もあり、事業団の研修に毎年お世話になっております。今後、益々人員も減り技術者も少なくなる中、人材の育成、技術の継承が不可欠であると思います。これからも、下水道技術者の育成と人をつなぐ場としての事業団研修を、引き続きよろしくお願いいたします。最後になりますが、研修センターの益々の発展と関係者の皆様のご活躍をお祈りいたします。4万人から5万人「穂積と山田」 福岡県福岡県土整備事務所都市施設整備課穂積 千絵第50号研修みずのわ(12)

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