mizunowa50
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皆様、はじめまして。平成27年7月31日付で日本下水道事業団に参りました生沼(おいぬま)と申します。事業団では、本社での業務のほか、研修センターでも幾つかの講義を担当しております。まず、簡単に自己紹介をさせていただきますと、平成元年に総務省(旧自治省)に入省し、総務省以外では、大阪府、福岡市、山口県などの地方自治体、環境庁、国土庁などの国の省庁、高崎経済大学、明治大学、北海道大学公共政策大学院などの教育研究機関で、主に地方自治・地方行政関係の仕事に携わってきました。大学以外にも、地方公務員の研修を行う総務省の自治大学校に勤務していたこともあり、足掛け10年近く教官として仕事をしてきましたので、講義をすることにあまり抵抗はありませんでしたが、久方ぶりでしたので、初心に戻って準備に当たりました。昨年度は「改正下水道法に基づく事業計画の策定・変更に係る研修」(国土交通省委託事業・計4回)において、「企業会計化と経営戦略」について、また、本年度は、戸田研修で、計画設計コース「下水道事業入門」の「下水道財政と課題」、「下水道事業の計画の策定・見直し」の「下水道財政の現状と課題」、地方研修では、「下水道経営セミナー」において「経営戦略」について一部の講義を担当しました。 総務省出身ということもあり、主に下水道経営に関して、総務省の取組みをベースに講義をさせて頂いておりますが、講義の内容を一言でいうと「【現状と課題】人口減少社会かつインフラ大量更新時代において、下水道経営を如何に持続可能なものにしていくか」について「【方策】中長期的、戦略的(計画的)に、事業の最適化と負担の適正化(投資と財政のバランス)を図っていく」という、ある意味当たり前のことになろうかと思います。もちろん、「言うは易し行うは難し」ではありますが。当研修センターでは、この「言うは易し行うは難し」の問題について、加藤壮一教授の経営コースの授業や地方研修・個別課題研修のほか、計画設計コース等において、具体的な解決方法などを学べるカリキュラムを多数用意しています。「経営」というと事務系の仕事と考えられがちですが、技術系の職員の皆さんにも是非、これらの講義を受講して頂けたらと思います。特に戸田研修は全寮制であり、同じ釜の飯を食った、かつ同じ悩みを抱えた研修生同士の交流が、後々まで大きな財産になっているという声が数多く寄せられています。是非、日本下水道事業団の研修にご参加ください。皆さんの受講を心よりお待ちしております。皆様はじめまして。日頃からJS研修をご活用いただきありがとうございます。平成28年4月1日付け研修センターに参りました中村と申します。どうぞよろしくお願いいたします。研修センター勤務は初めてですが、平成5年から7年にかけて技術開発部技術開発課に所属しておりましたので、当地での勤務は二度目となります。当時研修実施部署は研修部という名称で本館2階にあり、隣室であったこともありよく行き来していました。今は1階に研修センターと下水道事業支援センター、埼玉事務所の組織構成となり、当時とは大きく変わったなというのが第一印象でした。自らが研修講師およびコース担当を行うに当たり、もう30年以上前のこととなりますが、受講してきた数々の研修コースを思い返してみました。JS研修で共同生活をご一緒させていただいた各自治体の方々と体験したことは今でもはっきりと思い出すことができます。研修で知り合った友は、特別な存在であるとよく言われます。職場という枠組みを離れた中で共同生活をすることにより、絆が強く結ばれた実感があること、出張先での再会そして情報交換したことなどが次々と浮かび、研修による技術の習得はもちろんですが本音で語れる貴重な友を得ることができたことが何よりの収穫であったと思います。いまもそのJS研修の伝統は受け継がれています。私は、維持管理グループに所属しています。維持管理グループでは実施設計(専攻5)、維持管理(専攻19)、民間研修(専攻8)の3コースを実施しており、私は今年度「実施設計コース処理場設計Ⅰ」、「実施設計新任教官紹介 日本下水道事業団上席審議役 兼 研修センター教授生沼 裕 研修センター教授中村 芳男(37)研修みずのわ第50号

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