mizunowa50
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平素より日本下水道事業団(JS)の実施する研修に対し、格別のご理解とご協力を賜り、御礼申し上げます。平成28年4月に研修センターへ所長として参りました細川と申します。どうぞよろしくお願いします。私はJSのプロパー職員ですが、今回が初めての研修センター勤務となります。これまでは県事務所、総合事務所、設計センター・旧支社、本社と、JSで言うところの「受託業務」を主に担当する部署を回ってきました。その中で日本各地の地方公共団体の職員の方と接する機会が度々あったのですが、多くの方が「○年前に戸田の研修所に行ったよ」とおっしゃってくれ、かつその殆どが研修に対して高い評価を下さっていました。私自身もJSへ入社して最初の3年間は毎年ここで研修を受けて、今に至る下水道技術や、そして何よりも「下水道ファミリー」の一員としての基礎を築いてもらい、大変感謝しております。この恩に報い、そして皆様方から高評価を継続していただけるよう、また「下水道ファミリー」を一層広げていけるよう、研修業務の企画・実施に精一杯取り組んでいく所存でございます。さて今年度は色々な意味で節目の年になりました。研修受講者数が7月に7万人を突破し、また、本誌も昭和49年1月の創刊以来、今回で50号の発刊となりました。ということで今回の「みずのわ」は、記念号として今までよりも内容を濃くしたつもりですので是非お楽しみください。節目という意味では、12月に研修センターの施設の再構築中長期計画を策定しました。これは今年度から平成48年度まで約20年間の計画で、この計画に基づきこれから老朽化施設の更新・再構築等を行っていくことになります。計画の名称を「保全」や「更新」等にせず「再構築」としたのは、単なる老朽化対策だけではなく、これからの研修の方向性をある程度想定し、新規に整備するものや拡充していくものも内容に盛り込んだからです。下水道事業やそれを取り巻く環境は常に変化しており、ここで求められる研修内容も変化しております。それらを常に意識し、地方公共団体の「今の」方々にとって魅力ある研修を実施していきたいと考えております。その一方で、「古き良き」研修は守っていかなければなりません。設計・施工・管理・経営のそれぞれのフェーズで基礎となる研修、それから研修生自らが頭を働かせ身体を動かす演習・実習などです。研修受講者数10万人の達成、「みずのわ」100号の発刊に向けての新たな一歩を今踏み出しました。守るべき伝統・基礎と新たな技術・知見等をベストミックスした研修の企画・実施に努めてまいりますので、引き続きJS研修に対するご協力とご支援をよろしくお願いいたします。第50号研修みずのわ(2)ごあいさつ「新たなステージへ ~進化しつづける研修を目指して~」 日本下水道事業団 研修センター所長 細川 顕仁

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