H28下水道による都市浸水対策について(国土交通省)
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下水道管渠内の水位観測の実施手法の検討-神奈川県厚木市の事例-1.目標等検討項目課題目標①水位等観測情報の活用による地域固有の課題に応じた雨水管理について地域特性に応じた水位等観測機器の設置方法が明らかではない活用目的や地域特性に応じた水位等観測手法を検討②水位等観測情報の活用促進について今まで以上に水位観測情報等を活用すべき観測情報の活用目的とその手順、観測機器を検討2.主な結果①水位等観測情報の活用による地域固有の課題に応じた雨水管理について•観測目的に応じた11の視点で該当箇所を抽出し、18地点を選定、更に、浸水計設置地点1箇所を併せ19地点での水位観測計画を策定•面速式流量計を6機器の他、メーカーへの公募により、異なる観測方式の機器(13メーカー33機器)を準備。※圧力式:19、電波式:3、超音波式:4、気泡式:2、接点式:3、画像式:2•機器仕様(特徴)の整理を行い、観測目的に応じた機器を選定し、水位観測を実施。•複数箇所での観測を実施し、設置箇所及び観測のあり方を評価。•流出・氾濫解析モデルのキャリブレーションにおいて、モデルの精度向上を検討。(運用時を想定した水位観測情報の活用については、期間中に浸水が生じるような降雨が見られなかったことより、継続課題)図1水位観測機器の設置位置の選定3.まとめ•今回、調査地点の選定視点や観測機器の設置箇所及び観測間隔等の観測のあり方を明らかにした(詳細は、手引きに反映)。4.今後の取組み方針•運用時を含めた観測情報の蓄積のあり方についてのとりまとめ(今後、継続的な水位観測による検討が必要)。②水位等観測情報の活用促進について箇所数1.排水区の流末地点42.分水等の特殊な構造物43.特徴的な構造を有する路線44.河川等背水の影響を受ける路線35.土地利用(流出率や地形勾配)が類似した集水地点56.シミュレーション実施後に確認された浸水箇所やネック箇所67.早期圧力状態となる管路等18.分水等の特殊な構造物 (2.の再掲)49.地下街等、生命保護の観点で重要な地区110.浸水常襲地区511.対策施設の浸水軽減機能が確認できる地点(対策施設の上下流管路等)23918浸水計設置用地点1設置対象地点総計19延べ箇所数重複を除く合計(現地確認で該当しないことが確認できた2箇所を除外)表1水位観測機器の設置位置の選定←圧力式の例気泡式の例→←超音波式の例電波式の例→35

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