Microtunnelling-jp
3/30 開削工法の問題点

【テロップ】
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【ノート】
ここで、先ほど左側の開削工法を用いた場合の、問題点を整理してみましょう。 まず、今回敷設しようとする下水道管路より浅い部分に、上水道や、電力、通信用の管路がすでに敷設されている場合、開削工事の邪魔になりますので、これらを移設、あるいは防護しなければなりません。 これには、相当な期間と工事費用がかかります。 次には、先ほどのイラストで見るように、ひどい交通渋滞が生じます。この交通渋滞により騒音と大気汚染もひどくなります。 道路を広範囲に掘りますので、現在の道路舗装を壊してしまいます。当然、工事の後、道路の舗装を直さなければなりませんので、それにも大きな費用がかかります。 工事そのものや、関連する工事に大きな費用がかかりますし、道路の交通渋滞により経済的なロスも大きくなります。 また、道路を大きく掘削しますので、その大量の土砂を搬出しなければなりません。非開削の推進工法を用いれば、これらの問題点を回避できるか、大きく軽減することができます。