SewageSummry
6/15 汚水処理システム

【テロップ】
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【ノート】
日本の一般家庭から発生する汚水、つまり、し尿及び台所、洗濯、風呂などの生活雑排水はどのように処理されているのでしょうか。汚水の一般的な処理システム、処理形態を説明します。 し尿は、歴史的にはそれぞれの家庭で自家処理されてきました。 し尿は、肥溜めで下肥という堆肥にされ農業利用されてきましたが、現在はほとんどこの処理はされていません。 汲取り便所に貯められたし尿は、定期的にバキューム車などにより収集され、海洋投入処分されたり、し尿処理施設もしくは汚泥再生処理センターへ運搬され処理された後、公共用水域へと放流されてきました。 海洋投入処分は、2007年2月ロンドン条約により禁止されました。水洗便所を経由したし尿は、単独処理浄化槽、合併処理浄化槽、下水道排水施設のいづれかに排水されます。 単独処理浄化槽は環境負荷の大きな生活雑排水を処理しないため、2001年4月から新設が禁止されました。 合併処理浄化槽と下水道排水施設は、し尿と生活雑排水の両方を受け入れ、きれいに処理した後、公共用水域へ放流しています。 主な汚水処理システムについて、個々に説明していきます。