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8/15 下水道終末処理場の概要

【テロップ】
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【ノート】
日本における一般的な下水道終末処理場の概要を説明します。 管路施設を通じて収集された汚水は、スクリーン、沈砂池で大きなゴミや砂分が取除かれます。 最初沈殿池では、割と粒径の大きな固形物が沈殿除去されます。最初沈殿池の処理水は反応タンクに入り、微生物の塊である活性汚泥と混合され、空気の供給を受けながら有機物の分解処理が行われます。 反応タンクを出た処理された汚水と活性汚泥の混合液は、最終沈殿池で処理水と活性汚泥の固液分離が行われます。汚れを除去された処理水は、消毒設備で塩素注入等が行われ、滅菌されて公共用水域へ放流されます。 最終沈殿池で沈殿除去された活性汚泥は、返送汚泥として反応タンクの先頭へ返送され新たな最初沈殿池処理水と混合され反応タンクでの処理に使われます。 余剰汚泥は、最初沈殿池汚泥と共に汚泥濃縮タンクで濃縮されます。 濃縮された汚泥は、汚泥消化タンクで嫌気性細菌により汚泥中の有機物が分解され、消化ガスが発生します。 消化汚泥は、汚泥脱水設備で脱水されて脱水汚泥となり、埋め立て処分されたり有効利用されたりします。