雨水通信教育システム~雨道場~ No.002
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雨水通信教育システム~雨道場~2014.3月号No.002【問題の回答・解説・基礎知識の学習】(基礎知識)第2問の回答・・・④①【解説】②【解説】誤り河川整備計画が策定されていてもいつ施工されるかわかりませんま誤り計画外水位の決定に当っては雨水管理計画の計画対象降雨が一般河川整備計画が策定されていても、いつ施工されるかわかりません。また、流域が広い河川と流域が比較的狭い下水道の排水区では、算定の対象となる面積が異なることから、下水道の計画雨水流出量が河川流量よりも大きくなる場合があります。そのため、雨水排水計画策定時には河川管理者と協議を行い、現状の能行う修能計画外水位の決定に当っては雨水管理計画の計画対象降雨が般に5~10年に1回程度の規模であることを勘案しながら、区域の重要度、排水方法、施設建設コストや整備スケジュール、維持管理等の経済性、被害にあった既往最大降雨等を総合的に判断する必要があります。一般的には計画外水位は、発生頻度が比較的少ないことなどから、地域自併等能力把握を行うとともに河川改修の予定を確認し、放流が可能であるかの確認・協議が必要です。の実情を考慮して自然流下とポンプ排水との併用等、放流先の水位変動に対応してできるだけ効率的かつ経済的な雨水を管理できる計画とする必要があります。③【解説】④【解説】河川整備が計画より遅れていても、下水道管理者が建設を急ぐよう命令することはできません。このような場合には、河川管理者と協議を行い、現況のネクポイトを把握し放流可能な量を算定するとともに不足河川からの逆流防止の目的で、吐口にフラップゲートを設置する場合があります。この場合、一定以上の水位差にならないと放流できなくなりますので、この損失水頭を考慮して設計する必要があります誤り正解現況のネックポイントを把握して放流可能な量を算定するとともに、不足する流量分の対策を検討する必要があります。なお、地区によっては、流域水害対策計画等を策定して進めているところもありますので、注意が必要です。損失水頭を考慮して設計する必要があります。また、同様の事例として放流先への放流量に制限がある場合などには、オリフィスを設置する場合もあります。この場合も損失水頭が発生すること、水位によりオリフィスの放流量は大きく変わることからこれらについても注意してください。なお、放流先が河川の場合、河川管理者から占用許可を受ける必要があります河川管理者は占用許可準則に基づき治水上の支障等を個別の案件毎基礎知識の学習す。河川管理者は、占用許可準則に基づき、治水上の支障等を個別の案件毎に判断しています。参考文献※問題の回答・解説は、あくまで問題作成者の見解であり、個別の事象を適切に解決できるものとは限りません。①下水道施設計画・設計指針と解説前編2009年版(社団法人日本下水道協会)P.66②下水道施設計画・設計指針と解説前編2009年版(社団法人日本下水道協会)P.66③下水道施設計画・設計指針と解説前編2009年版(社団法人日本下水道協会)P.66④下水道施設計画・設計指針と解説前編2009年版(社団法人日本下水道協会)P.2010日本水工設計(株)の協力により作成

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