雨水通信教育システム~雨道場~ No.002
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雨水通信教育システム~雨道場~2014.3月号No.002第3問【問題】(基礎問題)近年、局地的な大雨等が頻発し、時間雨量が100mmを超える降雨も珍しくない状況となっていることから、従来の浸水対策とは異なる施策の考え方が必要となりつつあります。従来のハード整備を中心とした対応から、住民等と目標を共有しつつ貯留施設等のハード整備の着実な推進とあわせて住民自身や地域コミュニティによる災害対応(いわゆる自しつつ、貯留施設等のハード整備の着実な推進とあわせて、住民自身や地域コミュニティによる災害対応(いわゆる自助)と、自助を支援するために情報提供等を行うソフト対策を組み合わせた総合的な浸水対策へと転換を図る必要があります。雨水管理計画の策定に当っては、これらの状況を踏まえた上で、対象とする降雨を適切に選択する必要がありますが、対象降雨の考え方や特性において不適当であるものを選びなさい。①台風や前線に伴う降雨の他、積乱雲の急激な発達等により短時間にごく狭い地域に生じる予測困難な局地的な大雨等いわゆるゲリラ豪雨(ゲリラ豪雨はマスコミ用語です)が増大しており都市型水害の要因の1的な大雨等、いわゆるゲリラ豪雨(ゲリラ豪雨は、マスコミ用語です)が増大しており、都市型水害の要因の1つとなっています。②自然排水区においては、排水先河川等の水位が上昇した場合、その水位の影響により、下水道計画が前提としている流達時間内での計画降雨以下の降雨であっても、浸水被害が発生する恐れがあります。③平成19年6月に行われた社会資本整備審議会下水道小委員会では、計画雨水量に関しては原則として合理式で算定し採用する確率年は5~10年を標準とするとされています。合理式で算定し、採用する確率年は510年を標準とするとされています。④国土交通省では、近年、増加する集中豪雨や局所的な大雨(いわゆるゲリラ豪雨)による水害や土砂災害等に対して、適切な河川管理や防災活動等に役立てるために局所的な雨量をほぼリアルタイムに観測可能なXRAIN(XバドMPレダネトク)の整備を進めおり雨量のリアルタイム情報が提供されまなXRAIN(XバンドMPレーダネットワーク)の整備を進めており、雨量のリアルタイム情報が提供されています。11日本水工設計(株)の協力により作成

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