雨水通信教育システム~雨道場~ No.002
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雨水通信教育システム~雨道場~2014.3月号No.002第4問【問題】(基礎問題)計画雨水量として雨水流出ピーク量を算出する場合は、十分な実績に基づき検討を加えた場合に実験式を用いる場合を除いては、合理式を用いることが原則とされています。この合理式では、何年に1回生起する大雨に対応するという確率年を指標として目標の設定を行い選定した確率年および降雨強度式を用いて計算を行いますこの確率年およ確率年を指標として目標の設定を行い、選定した確率年および降雨強度式を用いて計算を行います。この確率年および降雨強度(以下、確率降雨強度という)と降雨強度公式について不適当であるものを選びなさい。①確率降雨強度の算出法としては、分布関数を対数正規分布に適用して確率計算する岩井法や、確率紙を用いた図式推定法であるトーマスプロット法、ハーゼンプロット法等がありますが、その適合度の高さから、原則としてトーマスプロット法を用います則としてトーマスプロット法を用います。②確率計算には、少なくとも20年以上の資料が必要であり、資料の整理法には、毎年最大値法(統計期間における年ごとの最大値を取って母集団としたもの)と、非毎年最大値法(統計期間内における最大値の順に統計年数個をとって母集団とするもの)があります。③確率年の設定に当っては、必要に応じて地域の実情や費用対効果を勘案した確率年を設定することが可能です。です。④合理式における降雨強度公式にはタルボット型、シャーマン型、久野・石黒型およびクリーブランド型等の式があるが、流達時間の短い管路等の流下施設の計画を行う場合には、原則としてタルボット型を採用することが好ましいとが好ましい。13日本水工設計(株)の協力により作成

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