雨水通信教育システム~雨道場~ No.002
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雨水通信教育システム~雨道場~2014.3月号No.002コラムコラム~高知県高知市の浸水対策の取組紹介~~高知県高知市の浸水対策の取組紹介~市街地は7つの河川の三市民の財産と生命を守るため、これまで積極的に浸水対策を進め高知市デジタル標高マップ高知市の自然的条件現在の課題と取組コラムコラム~高知県高知市の浸水対策の取組紹介~~高知県高知市の浸水対策の取組紹介~高知県高知市下水道建設課高知県高知市下水道建設課松本慎也松本慎也角州から成る0メートル地帯を中心に形成され、北に四国山地、南に温暖な黒潮が流れる太平洋に挟まれているため非常に雨が降りや市民財産命、積浸策ており、その結果、近年は床上浸水などの深刻な浸水被害は発生していません。しかしながら、中心市街地は現在本市の進める整備水準である合理式77mm/hへの対応ができていないことや、近年のゲリラ豪雨への対応が課題となっています。浦いるため非常に雨が降りやすく、年間平均降水量は2,700mm程度、多い年には3,000mmを超えることもあります。JR高知駅の北側約140haの地区は、実験式で整備されている合流区域であるため、現行整備水準である合理式77mm/hの約4割程度の排水能力となっています。既設ポンプ場の能力増強が困難であり、また浦戸湾土佐湾ポンプ場市役所江ノ口雨水貯留管整備【期間:H24~H28年度、貯留量:26,400㎥】φ3,500mm、L=2,700m早期の浸水解消が期待できることから、貯留管方式による対策を行っています。昭和23年に戦災復興として下水道整備に着手し、中心部は実験式による合流式下水道で整備しています昭和40~50年代には1日最大降浸水対策の歴史対象区域排水P久万川φ1650mmφ3,500mm、L2,700m文Pよる合流式下水道で整備しています。昭和40~50年代には1日最大降雨量1,000mmを超える台風等による浸水被害が発生し、段階的に、合理式66mm/h、77mm/hへと整備水準を見直しながら、浸水と戦ってきた歴史があります。既設P平成10年9月高知豪雨1時間最大降水量129.5mm、24時間最大降水量861mmという高知気象台観測史上最大の集中豪雨下水道マンホルのJR高知駅φ1,650mmL=420m文文文文文平成10年9月高知豪雨中豪雨。下水道マンホールの鉄蓋が外れていたため、2名の方が転落し亡くなりました。原因究明と事故防止のために『高知市下水道人孔鉄蓋浮上事平成22年10月3日に1時間83.5mmの豪雨。の箇所で道路冠水床下浸水被2『高知市下水道人孔鉄蓋浮上事故防止委員会』を設置し、抽出した危険箇所全てのマンホール蓋を圧力開放飛散防止型に取り替えました。高架下道路鉄道沿道路国の動きや他都市の事例等を知ることができ、また会員同士の交流の場も設けられるということなので、今後の展開が楽しみです。冠水、床下浸水被害が発生しました。

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