雨水通信教育システム~雨道場~ No.002
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雨水通信教育システム~雨道場~2014.3月号No.002100mm/h安心プラン策定事例(岐阜県多治見市)2/3100mm/h安心プランは、下水道等の計画規模を超える降雨に対して、効果的かつ効率的に浸水被害の軽減を図るための計画ですための計画です。超過降雨を検討する際には、降雨に空間的・時間的偏在性がある点に留意が必要です。434253035404550mm/10分)250300350400450500量(mm)雨量累加雨量■各観測所の地点と降雨波形■100mm/h安心プランは超過降雨に対する計画です。051015202512:0014:0016:0018:0020:0022:000:002:004:006:008:0010:0012:0014:0016:0018:0020:0022:000:00降雨量(m050100150200250総雨量9/1950500雨量最大時間雨量:61mm/時総雨量:434mm・100mm/h安心プランは、下水道等の計画規模を超える降雨に対して、効果的かつ効率的に浸水被害の軽減を図るための計画です。すなわち、下水道管渠等から雨水が地表面に流出する事態等を想定することから、地域特性を踏まえてハード対策の目標設定を行うとともに、ソフト対策、自助を組み合わせて浸水から人命等を741905101520253035404512:0014:0016:0018:0020:0022:000:002:004:006:008:0010:0012:0014:0016:0018:0020:0022:000:00降雨量(mm/10分)050100150200250300350400450総雨量(mm)雨量累加雨量9/127.5367.50510152025303540455000000000000000000000000000000000000000降雨量(mm/10分)050100150200250300350400450500総雨量(mm)雨量累加雨量9/1最大時間雨量:64mm/時行うとともに、ソフト対策、自助を組み合わせて浸水から人命等を保護する必要があります。・各事業者が確実に実施可能な様々な施策を洗い出し、組み合わせを検討し、有効な施策(=超過降雨時においても浸水軽減効果が高く、且つ、確実に実施可能な施策)を選定します。・選定した施策の有効性(効果)は超過降雨時における浸水シ4664550450500雨量累加雨量12:014:016:018:020:022:00:02:04:06:08:010:012:014:016:018:020:022:00:0最大時間雨量:64mm/時総雨量:419mm最大時間雨量:64mm/時総雨量:367.5mm主な浸水箇所代表降雨として説明■浸水シミュレーションが必要な理由・選定した施策の有効性(効果)は、超過降雨時における浸水シミュレーションにより確認します。・選択した施策が、目標を達成する(=超過降雨時において床上浸051015202530354012:0014:0016:0018:0020:0022:000:002:004:006:008:0010:0012:0014:0016:0018:0020:0022:000:00降雨量(mm/10分)050100150200250300350400総雨量(mm)9/1最大時間雨量:67mm/時主な浸水箇所選択した施策が、目標を達成する(超過降雨時において床上浸水解消する)ことを証明する必要がある。・証明のためには、超過降雨時における浸水位(各施策実施時)の推定が必要。→浸水シミュレーションが必要となる。・ただし、線形の開水路の改修の評価など、各地域の施設条件に応じて動水勾配のチェックなどの簡易な手法によって効果を確認(多治見市における超過降雨の設定方法)降雨の時間的偏在性の考慮(降雨波形)降第績降総雨量:465mm応じて、動水勾配のチェックなどの簡易な手法によって効果を確認する方法もあります。・既往最大降雨であり浸水被害が過去最大となった平成23年台風第15号による大雨の実績降雨を採用降雨の空間的偏在性の考慮・テイセン法により、分割した4つの観測降雨を割り当て、偏在性を考慮したシミュレーションを実施した。・対外的には、主な浸水箇所に最も近く、時間最大雨量が最大となった地点の降雨を代表降雨として、「67mm/h相当の雨」と表現した。5

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