雨水通信教育システム~雨道場~ No.005
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雨水通信教育システム~雨道場~2014.10月号No.0054.合理式改良の方向性InfoWorks等、流出解析モデルの普及した現在の技術者にとって、前節に示したような疑問は浮かぶ余地もありませんしかしながら合理式等にはまだまだ改良の余地があります問は浮かぶ余地もありません。しかしながら、合理式等にはまだまだ改良の余地があります。例えば、英国のWallingford手法の開発においては、合理式の流出係数について次のような再評価を行っています。RVCCC⋅= ()100/7.20078.00.25829.0−⋅+⋅+⋅=UCWISOILPIMPCV SMDAPIUCWI−⋅+=58125 ここにC流出係数C総流出率C追跡係数(排水区形状と降雨波形により変化する 3.1=RC ここに、C:流出係数、CV:総流出率、CR:追跡係数(排水区形状と降雨波形により変化する係数、通常1~2)、PIMP:不浸透面積率、SOIL:土質指標(0.15~0.45)、UCWI:都市排水区水分指標(0~300)、API5:先行5日間降雨量(mm)、SMD:土壌水分欠損量(mm)。すなわち、降雨の流出率は先行降雨の量等により、毎日変化するものとしています。設計上はUCWIの設計値から、以下の関係が成り立つように設定されています。C=T年確率流出量/T年確率降雨強度12

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