雨水通信教育システム~雨道場~ No.005
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雨水通信教育システム~雨道場~雨道場開催報告3/42014.10月号No.005○大阪市より、「大阪市の浸水対策事業」についてご紹介いただきました。○抜き打ちテストを実施しました。雨道場開催報告3/4【概要】概ね10年に1度の大雨を対象に抜本的な浸水対策とし下水道幹③事例紹介(大阪市の浸水対策事業について)④抜き打ちテスト(概要)雨水通信教育システム雨道場では、下水道担当者の技術力の向上を図るため、設計指針等から、雨の鉄人が腕試しの問題を作成し、隔月で配信しています。今回の雨道場も抜き打ちテストと称し問題を解ただきストックを活用した浸水対策の好事例など、大阪市建設局下水道河川部調整課石川尚さんにご発表いただきました。・概ね10年に1度の大雨を対象に抜本的な浸水対策として、下水道幹線の建設やポンプ施設の新増設を進めており、浸水被害は減少傾向にあるが、局地的な集中豪雨(いわゆるゲリラ豪雨)による浸水が多発するなど、新たな課題にも直面している。・浸水被害を受けた地区について、詳細な現地調査を実施し、浸水要今回の雨道場でも、抜き打ちテストと称して、問題を解いていただきました。事前の予想では、引っ掛け問題だったことや、雨水管理の経験が少ないとお答えいただいていた参加者も多かったことから正解者が少ないのではないかと考えていましたが、参加者の結局9割ほど見事正解していました。みなさんご謙遜されていただけではないでしょうか。因に応じた集中豪雨被害軽減対策を実施している。・ハード対策のみならずソフト対策の取組みを積極的に支援している。・今後、大規模幹線のネットワーク化など、施設の有効利用による浸水被害の軽減を図る。(引用文:事務局和田)◆事例紹介PPT抜粋◆抜き打ちテストを解いている様子◆事例紹介PPT抜粋第1問【問題】(基礎問題)雨水通信教育システム~雨道場~2014.3月号No.001◆テスト問題既存下水道雨水排水施設の能力を補完(増強)する際には、ストックを活用することで「付加的施設や改築等による最適化」、「既存の下水道施設の多目的化」、「段階的な早期の効果発現」の目的等を実現することが可能です。ただし、これらの定量的な効果を把握するためには、流出解析モデルの活用が必要になります。この流出解析モデルを活用する際には、キャリブレーション(解析を行うためのパラメータ調整作業)を実施することによって再現性(精度)の確認を行う必要があるため、収集資料の精度がモデルの信頼性向上の重要な要素となります。そこで、資料収集等に当たって、下記の中から不適当であるものをひとつ選びなさい。①ポンプ場施設については、シミュレーションの際に、実際と同じ条件で計算を実施するため、現有施設の能力、排水量、運転頻度、運転操作基準、維持管理状況、周囲の状況等の資料を収集してモデルを構築します。②降雨時の雨水流出量は、種々の要因により変化し、地域による差が大きい。そのため、対象流域においては②降雨時の雨水流出量は、種々の要因により変化し、地域による差が大きい。そのため、対象流域においては流出状況の実態を把握するために流量等の実測調査を行うことが望ましい。③水文・流量の調査では、降雨量と流量・水位調査を同時刻に実施する必要があります。また、データについては、降雨データは1~10分ピッチ、水位・流量データは1~5分ピッチのデータを取得記録・保管する必要があるため、流量測定機器等にはデータロガやバッテリーも必要となります。④雨量観測に当たっては、周囲に高い建物等があると風向きの変化により正確に測定できない場合があるため注意が必要です。また、流域の平均的な降雨を把握することが必要なことから、流域内の中心付近に降雨計を設置することが望ましい。2日本水工設計(株)の協力により作成4

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