雨水通信教育システム~雨道場~ No.009
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雨水通信教育システム~雨道場~2015.9月号No.009【問題の回答・解説・基礎知識の学習】(基礎知識)第2問の回答合理式合成法は、流末の流達時間(この問題ではt=30分)を降雨のピッチとし、この降雨ピッチの時刻に応じて、1)降雨継続時間(=流達時間)内の平均降雨強度を求め、2)各時刻の降雨量・降雨強度を算定し、3)ハイエトグラフ(時間的に変化する降雨強度についての中央集中型等の波形)を算定、4)各流域から発生する雨水流出量を合理式により算定します。なお、流末のピーク流出量は、合理式による算定値と同値となります。ピーク流出量25.000m3/秒■合理式合成法(流達時間降雨ピッチによるハイドログラフの算定)平均降雨強度総降雨量10分間降雨量降雨強度換算値時刻降雨強度換算値時刻流域A1分mm/時mmmm/10分間mm/時分mm/時分m3/秒①=t②=下記公式に t を代入して計算③=②÷60×10④=③の差分⑤=④÷10×60⑥=⑤の大きい順に中央集中型に並び替え⑦=合理式により各時刻の流出量を計算3071.42935.71435.71471.429309.615303.3656050.00050.00014.28628.5716028.5716010.0009038.46257.6927.69215.3859071.4299025.00012031.25062.5004.8089.61512015.3851205.385●計画降雨強度公式(タルボット型) I=a/(t+b)●流域の諸元a=5,000流域区分流域A1・2・3b=40流出係数0.7流出面積(ha)180時刻降雨継続時間内平均降雨量各時刻の降雨量ハイエトグラフ作成各流域から発生する雨水流出量(株)NJSの協力により作成導入編17

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