雨水通信教育システム~雨道場~ No.009
26/38

【解答】(ケーススタディー)雨水通信教育システム~雨道場~26出典:「下水道雨水排水計画策定マニュアル」(一社)全国上下水道コンサルタント協会渦流式流量制御装置の構造と流出特性第3問(つづき)【対策案②】オリフィス以外で流量を制御する装置として、渦流式流量制御装置があります。この装置は、装置内で渦流を発生させることにより、空気核を開口部に形成し、流量を制御するものです。この装置の水理特性は、右図に示すようにオリフィスとは異なります。流入水深の増加に伴い、放出量が一度急激に減少した後、再び緩やかに増加していく「遷移領域」があります。この「遷移領域」は渦流式流量制御装置の形式により異なりますが、どの形式においても同様な水理特性を有しています。この遷移領域内の水理特性(水深が変化してもある一定の流量を流す特性)を活用した堰高の設定により、ほぼ定量の分水が可能となります。遷移領域日本水工設計(株)の協力により作成導入編2015.9月号No.009

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です