雨水通信教育システム~雨道場~ No.009
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雨水通信教育システム~雨道場~2015.9月号No.009【問題の回答・解説・基礎知識の学習】(基礎知識)第1問の回答②①誤り【解説】計画降雨は、事業の連続性から見直しをすることは容易ではありません。しかしながら、頻発して発生する局地的な大雨等、気候変動の影響に伴う降雨傾向の変化、都市化の進展に伴う流出係数の増大等を踏まえて、定期的に妥当性を評価のうえ見直しすることが望ましい。オリジナル設計㈱の協力により作成②正解【解説】照査降雨については、地域の既往最大降雨のほか、想定し得る最大規模の外力を考慮する必要があるとされています。また、有効な被害軽減対策を図るために、実際の現象を可能な限り再現する必要があり、浸水シミュレーション等を駆使し、減災の達成度評価、水害発生要因を分析等、様々な視点から照査対象降雨を想定することが重要です。③誤り【解説】計画降雨に対しては、ハード対策で対応することが主となります。照査降雨に対しては、災害発生時における地域別の被害規模を想定のうえ、重要度を区分けしてハード対策、ソフト対策が一体となって減災に取り組むべきです。④誤り【解説】計画降雨は、同一都市内では共通の降雨を採用しているケースがほとんどですが、山地と低平地の地形等の違いにより気象が異なる場合など、地域特性を考慮するためにティーセン分割等により区分けすることが可能です。32応用編

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