雨水通信教育システム~雨道場~ No.12
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【問題の回答・解説・基礎知識の学習】(基礎知識)第2問の回答・・・早期:③、中期:②、長期:①【段階的整備計画策定における基本的考え方】①今回の問題のように複数の対策の事業費が同程度である場合には、現状の雨水排除能力が最も小さな施設の改善に取り組むことが最も費用対効果が高い。効果の早期発現の視点から、雨水排除能力が最も小さい箇所から優先的に整備する。(※実際は、浸水原因を分析し、優先的に対策すべき施設を明らかにしておく必要がある。)②一方で、上下流の排水能力のバランスに留意する必要がある。具体的には、上流管渠の能力を下流管渠の能力以上に整備すれば、下流の浸水リスクを悪化させることになる。そのため、基本的には、下流から順に整備することになる。【回答】上記の考え方を今回の問題に、当てはめると以下のようになる。・早期:雨水排除能力が最も小さいポンプの増強(③)実施する。・中期:管渠整備は下流の幹線の対策(②)を実施する。・長期:最後に最上流の枝線管渠の整備①を実施する。雨水通信教育システム~雨道場~2016.3月号No.01219導入編

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